iDeCo（イデコ）とは？

iDeCoとは「個人型確定拠出年金」とも呼ばれる個人型の年金制度です。「個人型」という名前の通り、 iDeCoは「自分で」掛け金や運用商品を決めて資産形成をしていく制度になります。

厚生年金や国民年金とは異なり「好きな金額」で「自分で選んだ金融商品」を運用できるため、比較的自由に老後の資金作りができるという特徴を持っています。

iDeCoの最大の特徴は「税制上の優遇が受けられる」という点にあります。
iDeCoには下記3つの節税メリットが存在し、そのため「運用しながら節税効果も期待できる」と注目を集めています。

運用益が非課税

通常、株式や投資信託の取引で生じた利益には「約20％」の税金が課せられます。しかしiDeCoでは、運用中に生じた利益が「非課税」になります。

そのため株式投資で100万円の利益が出ても、通常は課税されて利益が80万円に減ってしまいますが、 iDeCoなら100万円がそのまま手元に残るということになりますね。
20％の税金が非課税になるのは、コツコツ資産形成していく上で大きなアドバンテージになります。

掛け金全額が控除の対象

iDeCoの場合、毎月の掛け金が「所得控除」の対象になります。
iDeCoを使って投資すると、給与所得から控除できる金額が増えるため、結果として「住民税」と「所得税」を軽減できるということです。

節税効果で出ていくお金を抑えつつ、資産運用でお金を増やせるというのは、とても魅力的ですね。

受取時にも税制優遇が受けられる

iDeCoは、積み立てたお金を受け取る時にも税制上の優遇が受けられます。
iDeCoで積み立てたお金を「退職金」として受け取る場合には、「退職一時金控除」という控除の対象になり、「年金」として毎月受け取る場合にも「公的年金等控除」の対象になります。
受取時にも税制メリットがあるのはうれしいですよね。

このように、資産形成を考えている人にとって大きなメリットがあるiDeCoですが、 iDeCoのメリットを最大限活用するためには「正しい知識」が必要です。
以下の記事を始めとした iDeCoに関する知識を身に付けて老後資金問題を解決しましょう！