短期投資と長期投資の違いとは? みんかぶ編集室 2021.10.29 (2021.10.28公開) 株式投資をはじめる前に ひとこと解説 短期投資は値上がりしたらすぐに売却する手法で、短期で値上がりする銘柄を見つけられるかと、売り時を逃さないことがポイント長期投資は将来の成長を予測し値上がりを待つ手法で、長期的な成長を予測できるかがポイント 詳しく解説 株式投資の大きなメリットは、安い時に買って高くなったら売却すれば利益を得ることができます。株式投資を思い描く方は誰しもが想像していることではないでしょうか。このような形で、値上がりして儲けるのには2つの視点があります。 1つ目は自分が目標としている株価まで値上がりしたら、すぐに売却する投資法です。これが短期投資です。早い人では買ったその日のうちに売却、遅くても1年以内に売却する投資法です。短期投資のポイントは100円上がったら売るなどの明確な目標価格を設定することです。 もう1つは自分が興味のある会社を見つけてきて、この会社だったら5年後、10年後には、会社の規模が大きくなって会社の利益が10倍、もしかしたら100倍と大きくなることを期待して買う投資方法が、長期投資です。理論上会社の利益が大きくなれば同様に株価は大きくなります。これが長期投資の醍醐味です。 これからセブンイレブンを例に長期投資のメリットについて説明していきます。セブンイレブンは今では日本を代表する大企業に成長していますが、約40年前は誰も知らないお店の1つでした。スーパーをコンパクトにしただけのようなセブンイレブンに当時投資をできるでしょうか? もしその時に、あなたは「この日常に必要なものだけを効率よく配置しているから、今後日本人の生活に馴染むよな」などと想像して、将来の成長することを期待してお金を投資するのです。これが長期投資です。銀行が財務内容を見てお金を貸し出す感覚と同じですね。 しかも株式投資は将来の成長期待に対して投資するものですので、5年後、10年後に利益が100倍になれば株価も連動して上昇します。セブンアイホールディングス(3382)は14年7月16日現在で時価総額が約3兆8000億円を誇っています。もしあなたが当時セブンイレブンに投資していれば、億万長者になれたかもしれません。 長期投資を行う視点は、将来会社の規模が大きくなるかどうかで購入するのがポイントです。