新入社員は絶対読んで!会社でやってはいけない「5つ」のこと…本当にやりたい事は言うな

今年も多く新入社員たちが生まれる。新入社員たちは新生活に不安や期待を抱えていることだろう。働くこと、お金を稼ぐことは大変だが、楽しさややりがいを感じるときは必ずある。一方で「配属ガチャ」を始め、様々な理不尽も経験することにもなるだろう。そんなとき、新入社員はどうするべきか。本当に新卒3年で辞めることは正しいのか。新入社員が感じる「ミスマッチとは何なのか。」『確実内定』(KADOKAWA)や『えらくならずにお金がほしい』(大和書房)の著者で就活生に抜群の人気を誇るエッセイストのトイアンナが厳しく優しく新入社員がやってはいけない5つのことを解説するーー。
目次
あなたが採用されたのは『人が足りないから』
1.仕事は選んではいけない「本当の理由」
4月1日。晴れて新入社員となるあなたに、人生の新章が始まる。しかし、輝かしい出発点は、同時に最も危険な罠の入口でもある。私は失敗した。落とし穴に落ちた数と、そこから這い上がった数でいえば誰にも負けないだろう。
そこで今回は、組織で「最近入ってきたあの子、やるじゃん」と言われるために「やってはいけない5つのこと」を解説する。
調査によると、新卒入社後3年以内に離職する若手社員の37%が、離職理由に「自身の希望と業務内容のミスマッチ」を挙げている。しかし、新卒が仕事を選べる可能性は、ほぼない。
新卒に限らず、求人がこの世にあるのは「そこに人が足りていない」からである。あまりにも人が多い職場には人はいらない。したがって、新卒がいくら行きたい業務の希望を抱いていても、そこに求人がなければ所属しようがないのだ。
また、「優しく指導する会社ならば」新人に任せられる仕事は少ない。新人に他の社員と同じレベルのアウトプットを出させたいならば、入社すぐに大きな仕事を与えたうえで、付きっ切りで手直しを続け、上司ともども深夜残業を覚悟せねばならない。
だが、それは新入社員も望まないはずだ。となれば、新人はそれなりのアウトプットを出せるようになるまで、新入社員には大きな仕事を与えないこととなる。それが希望と異なると言われても、まだあなたはその段階に達していないのだから仕方がない。どうしても希望する業務をやりたいならば、資格や経験を業務時間外で積むなり、上司に「しごいてください」と依頼してでも、スキルで稼げるレベルの能力を身に着けるしかないのだ。
「自分がやりたいこと」を語りすぎると「いらぬ存在になる」
2.野望を安易にさらけ出すな