「人・時間・お金」で最も大切なのは? 安保奈緒美氏の経営判断を形作った“20代の原体験”
経営者・経営幹部向けコーチングを手がける株式会社エヌグランディール代表取締役の安保奈緒美氏に、経営における意思決定のルールを聞いた。大きな判断を下すときの基準、そしてビジネスにおける人・時間・お金という三つの資源のうち何を最も重視するか。経営者としての判断軸を整理する。全4回の第4回
みんかぶマガジン連載「バリキャリ女性社長のワークライフ・ルール」
目次
人・時間・お金。安保氏が即答した、経営資源の中で最も重視すること
ビジネスを始める、あるいは経営していく上で、人・時間・お金のいずれを最も大切にしているかを尋ねたところ、安保氏は人だと即答した。
「こうした仕事をしているからというのもありますが、私は人だと思っています。もちろんお金も時間も大事ですが、それを何倍にもできるのが人の力だと思っているんです。良い仲間や良い師匠、お客様との出会いが人生を変える。その考え方が、ビジネスにも生きているのだと思います」
お金や時間そのものを否定するのではなく、それらを何倍にも増幅させる力を持つのが人であるという考え方だ。良い出会いが人生を変えるという実感が、この判断軸の根底にある。
「人」を最も重要な経営資源と位置づける安保氏は、自分自身への学びの投資も惜しまない。心理学やコーチング関連の資格取得から、現在は経営者から学ぶ人間学や経営学へと、投資の対象を広げてきた。
「本から学ぶというよりも、人から学ぶことを大事にしています。生きた人から、生きた情報を得る。それを大切にしているんです」
この姿勢は、人を最大の経営資源とする考え方と一致している。セミナーに足を運ぶことで新たな縁が生まれ、その縁がさらに次のビジネスや学びにつながっているという。