人間の仕事は奪われるのか?AIの代替不能な領域と副業のリアル
AIを活用した動画制作やプロデュースの領域で着実に実績を積み重ね、年収1,500万円(本業・副業合計)を達成しているおのもの氏。しかし、同氏が見据えているのは単なる個人のビジネス拡大にとどまらない。
現在のAIクリエイター業界が抱える「参入障壁」や「年齢層の偏り」といった課題に対し、同氏は「子ども向けAI教育プログラム」の開発という新たな解決策を提示する。
最終回となる本稿では、生身の人間とAIの決定的な違い、次世代に向けたAI教育の展望、そしてこれからAIを使って副業や事業を展開したい個人に向けたメッセージを熱く語っていただいた。全4回の第4回。
みんかぶプレミアム連載「AI富裕層への最短ルート」
AI時代に生身の人間が勝利する「身体性」の強み
「AIが進化すると、タレントや俳優、女優の仕事が奪われるのではないか」という議論がよく聞こえてきますが、私自身はAIが生身の人間にとって代わることは当面ないと考えています。
現在の生成AIは、見た目や動きを「それっぽく」描写することは非常に得意です。しかし、実際に生身の体を持っているわけではないため、例えば「叩かれた痛みのニュアンス」や「お腹が空いた時のリアルな身体感覚」といった、フィジカルに基づいた細やかな生態的表現はまだまだ難しいのが現状です。
プロンプトをどれだけ精緻に組み立てたとしても、生身の人間が醸し出すリアリティや感情の機微を完全に再現するには至っていません。
だからこそ、人間とAIを対立構造で捉える必要はありません。AIが得意な部分と人間ならではの身体性や感情表現をどのように組み合わせ、エンターテインメントや課題解決に昇華させていくか。その融合点を探ることこそが、これからのクリエイティブの面白さだと感じています。