フリーイラストレーター1日のスケジュールは「自由度」を最優先。株式投資への挑戦から「企業の広報漫画担当」という新しい働き方の確立まで
最高年収1300万円超から300万円台まで、波乱万丈のフリーランス生活を送ってきた川口真目氏。現在は夫と別居し、13歳になる息子の育児と不登校に向き合いながら、フリーランスで安定して働いている。
最終回となる第3回では、自宅での集中力を維持するためのデスク環境やルーティーン、物価高時代を生き抜くためのお金・株式投資(NISA)の学び、そして「在宅で働くお母さんたちを豊かにしたい」という川口氏の将来の展望と読者へのメッセージをお届けする。全3回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「在宅副業、在宅ワークで稼ぐ術」
「朝が苦手」でも大丈夫。メリハリをつける自宅作業の環境作り

私の場合、会社員時代から朝起きるのが本当に苦手で、今でも朝9時頃に目が覚めて、ベッドの中でダラダラとメールの返信やスケジュールチェック、見積もり作成を行うのが日課です(笑)。
本格的に動くのは10時過ぎからで、家事を行い、昼食をとってから作業に入ります。料理は面倒くさいので、仕事に集中できるよう3日分まとめて作っておくことが多いですね。
自宅は誘惑が多くてすぐに眠くなってしまうので、仕事内容によって環境を明確に分けています。ネーム(ストーリー構成)や企画を考える「頭を使う仕事」は、自宅では絶対にできないので、カフェやコワーキングスペースに行って集中して終わらせます。
一方、自宅は完全に「作画作業」の場所と割り切っています。作画はラジオや音声を聞きながらできるので、自宅のデスク環境にはかなりこだわりました。
肩こりや腰痛を防ぐため、コクヨのワーキングチェアを導入し、自動で動くアームレスト(肘置き)を両側に取り付け、スタンディングデスクも備えています。ガジェットやアームがいくつも配置された、まるで「ロボットの運転席」のようなコックピット状態で作業をしています。
クリエイティブな仕事はモチベーションやコンディションがそのまま作品に反映されます。やる気が出ない時に無理やり頑張っても進まないので、そういう時は諦めて思い切ってサボります。体がサボりたいと言っている時はサボるのが一番健康に良いですし、しっかり休んだ方が翌日の回復が早いです。リスクを背負ってフリーランスをやっているからこそ、この「自由度」だけは有意義に使いたいと思っています。
夫婦危機と物価高から始めた「株式投資・NISA」での学び
最近、特に力を入れて勉強しているのが「お金」と「株式投資」です。かつてお金に関する書籍を描いたこともあったのですが、当時はそこまで深刻に考えていませんでした。
しかし、物価高が凄まじくなってきたことや、夫との別居・夫婦危機の可能性に直面したことで、「このまま社会情勢やお金の仕組みを知らないで生きていくのは危ない」と痛感したんです。
そこからYouTube(『ほったらかし投資のフクロウ先生』や『ガーコちゃんねる』など)や本で毎日勉強を始めました。最初は新NISAの積立投資からスタートしたのですが、これが非常に面白く、「なぜもっと早くやっておかなかったんだろう」と後悔したほどです。
過去には桐谷さん(株主優待で有名な桐谷広人氏)の漫画を描かせていただいたご縁もあったのですが、投資を学ぶことで「どの企業がどんな事業をして社会に貢献しているのか」が見えるようになり、世界が広がりました。毎日「あ、サイゼリヤの株価が下がってるな」などとチェックするのが、今ではすごく良い刺激になっています。主婦やお母さんたちも、少額からでもNISAや株の仕組みを知っておくべきだと強く感じています。