「節約=我慢」は間違いだった…家賃4.3万円・食費月7,000円でも満足できた、29歳で資産1,000万円貯めるまでの家計改善術
本稿で紹介している個別銘柄:沖縄セルラー(9436)
「老後2000万円問題」の絶望から一念発起し、貯金30万円・奨学金の返済を抱える状態から33歳で資産6,600万円超を築くまでの全貌を明かした第1回。続く第2回では、節約オタクふゆこ氏が資産形成にあたって取り組んだ「徹底的な家計改善」と「投資への第一歩」に迫る。
スマホや電気の乗り換えという小さな成功体験から、家賃4万3,000円のアパートへの引っ越し、食費月7,000円生活で見えた本当の豊かさ、そしてコロナショックを機に踏み出した高配当株投資まで。見栄を捨てて手に入れた「自分への解像度」と、今日から真似できる家計改善の実践ノウハウをお届けする。全3回の第2回。
「ポチッ」と30分で完了。節約の第一歩は電気とスマホの乗り換え

資産形成のために、節約、副業、投資、そして転職と、できることはすべて同時期に始め、一番最初に目に見えて成果が出たのが「節約」です。
私がまずやったのは、電気会社の乗り換えでした。YouTubeの動画を見て、電力会社を変えるだけで電気代が安くなると知ったのがきっかけです。ただ、仕事で疲れて帰ってきたあとに「わざわざ手続きするのは面倒だな」と、なかなか腰が上がりませんでした。ところが、実際にやってみると、スマホから30分ほどで大手電力会社から別の電力会社へサクッと乗り換えられました。結果として、年間1万7,000円くらい安くなったんです。「こんなに簡単に安くなるなんて、めちゃくちゃお得じゃん!」と感動しました。
その勢いで、スマホも大手キャリアから格安SIMに乗り換えました。これだけで月に約5,000円も固定費が浮きました。当時「格安SIMは、回線速度が少し遅くなる」と言われていましたが、実生活では全然気になりませんでしたね。
電気もスマホも、ほとんど労力をかけずに安くできました。それまで節約は「我慢して苦しむもの」だと思い込んでいたんですが、実際にやってみると「意外と面白いものなんだな」と意識が変わっていきました。この小さな成功体験が、その後の家計改善の大きな原動力になったんです。
家賃4万円のアパートへ。見栄を捨てて手に入れた「自分への解像度」
節約を始めてから半年ほどで転職が決まり、年収は約150万円アップしました。ただ、収入が増えたからといって生活水準まで上げるのではなく、「むしろ今こそ固定費を下げれば、もっとFIREに近づける」と考えたんです。そこで見直したのが、家計の中でも大きな割合を占める家賃で、引っ越し先には築30年の木造アパートを選びました。
それまで6万6,000円だった家賃は、4万3,000円まで下がりました。最初は安い物件への不安もありましたが、事前に内見をして、リフォーム後のきれいな状態を確認して即決。これだけで毎月2万3,000円の節約になりました。
さらに、入居時には家賃の値下げもお願いしました。物件検索サイトで周辺相場を調べたところ、似た条件の物件が2,000円ほど安かったため、その情報を添えて管理会社にメールしたんです。結果的に月1,000円、年間で1万2,000円の値下げに成功しました。5分くらいで定型文をメールで送っただけなのに、ずっと家賃が安くなるなんてすごい効果ですよね。
家賃だけでなく、入居時にかかる固定費も見直しました。賃貸では火災保険への加入を求められることが多いですが、契約条件によっては自分で保険を選べる場合があります。結果的に管理会社がすすめる保険からネット保険に切り替えたところ、年間で約3万5,000円安くなりました。これまで何度か引っ越しをしていますが、どの物件でも共通して、自分でネットから加入し直すことで1万円以上安くなっています。
節約に取り組む前は「オートロックの新築アパートじゃなきゃ!」という見栄があったのですが、築30年のアパートに住んでみたら「意外といけるじゃん」と気づきました。自分が住まいに本当に求めていたのは、おしゃれさではなく、間取りや涼しさといった「機能面」だったんです。節約を極めていく過程で、「自分が本当に求めているものは何か」という自分への解像度がどんどん上がっていったのは、大きな収穫でした。