出勤前30分、スマホデイトレで月20万円稼ぐ 5分で10万円損した彼女が20年かけてたどり着いた方法

本稿で紹介しているETF:日経レバ(1570)
出勤前の朝9時からの30分、スマートフォン1台で毎月20万以上を稼ぐ「しーちゃん方式」をXで発信し、同じやり方を学ぶ人を増やしてきたしーちゃん氏の相場歴は20年を超える。ところが、勝てるようになったのはここ3年だという。数々の失敗から何を学び、現在のスタイルに行き着いたのか。全4回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
「何をしている会社か分からない株には入らない」。20年前の出発点が決めた、たった一つの基準
「ホリエモンがフジテレビを買収しようとして、株式市場が盛り上がっていた時期がありました。あの頃に、やってみようかと思って始めたんです。ネット証券もまだ今ほど身近ではなかったので、最初の口座は丸三証券。何の知識もないまま適当に買ったり売ったりしていて、本当にひどいやり方でしたね」
2005年、ライブドアによるニッポン放送株の取得が連日報じられ、株式市場が茶の間の話題になった頃である。
「本も読みませんでしたし、手法というものも知りませんでした。ただ、知人が商社にいたので、どの会社が調子いいとか、あの業界は儲かっているとか、そういう話を聞いていたんです。それを頼りに買ってみるだけ。少し持って、売る。その程度でした」
人から聞いた話で買うと、下がった時に困る。買い増すのか、待つのか、切るのか。決める材料が自分の中にないからだ。「少し持って、売る」以上のことができなかったのは、そこに理由がある。
今は、何をしている会社か説明できない銘柄には入らないと決めている。値動きが派手でも、SNSで話題になっていても同じだ。
「いつか戻るだろう」→半年で価値ゼロに。最初の失敗で学んだ待つことのリスク
最初の大きな損失は、現物取引で起きた。
「まったく知らない会社を買ったんです。それが半年後に民事再生法の適用を受けて、倒れてしまって。持ち分が白紙になりました。最初の失敗がそれです」
民事再生法は、経営が行き詰まった企業が事業を続けながら立て直しを図る法的手続きだ。手続きに入れば株主の持ち分は大きく毀損し、上場廃止に至ることも多い。
現物取引は、自己資金の範囲でしか買えないぶん、信用取引より安全とされる。追加の資金を求められることもない。ただし、経営破綻などで持ち分の価値がゼロになれば、投じた金額はそのまま消える。
初心者には「下がっても持っていればいつか戻る」と思ってしまう人も多い。しかし、待てば戻るとは限らないし、戻る前に、株の価値そのものがなくなることもある。