会社員でもスキマ時間でできる。朝30分スマホ1台で積み上げるデイトレ初心者の最初の一歩

出勤前の30分、スマホ1台で1日1万円を積み上げる「しーちゃん方式」をXで発信するしーちゃん氏のもとには、これから始めたいという会社員や主婦からの相談も多い。最初は何を目標に、どのような取引をすればいいのか。初心者の最初の一歩を聞いた。全4回の最終回。
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
最初の目標は1日2000円。それでも月4万円になる、小さく刻む稼ぎ方
「目標金額は最初は2000円にしましょう、とお伝えしています。それでも毎日続ければ月4万円です。5000円になれば月10万円。副収入としては相当な額になります。無理に半導体などの大型銘柄へ入って大きく張るよりは、リスクを抑えて始められると思うんです」
1日2000円は、値動きの大きい銘柄を扱う人から見れば小さく映る。しかし毎営業日続ければ年間で50万円近くになり、慣れればその先がある。
「上達すれば1日1万円で、月20万円、年間240万円になります。億を目指す方の手法ではありません。だから始めたばかりの方にも、これならできそうだ、私にもできそうだと感じていただけると嬉しいです」
30分で20万円、2、3分で7万円の損失。注文を出す前に答えるべき3つの問い
もちろん、小さく刻むだけの日ばかりではない。
「一番取れた時で、30分で20万円ほどです。ただ、それは日経レバだけではなく、半導体に入った時ですね。ディスコが1日に4000円上げるような場面があり、何度も細かく入っていました」
一方で、最も痛かった負けは、自分のルールを外した日に起きている。
「日経レバではない銘柄で、決算が良かったという話を前日に聞いたんです。その会社が何をしているかも知らず、チャートも見ないまま、少し取れればいいという欲で入りました。そうしたら大きく下げられて、2、3分で6、7万円の負けです。すぐに損切りしました。材料を知らないので、下がった理由も、上がっていた理由も分からない。そこから上がる予想もつかないので、これは無理だと判断して、とにかく切りました」
これから始める人がまず身につけるべきなのは、入る理由を言葉にできるかどうかを、注文の前に確かめる習慣だろう。なぜこの銘柄なのか、なぜ今なのか、どこまで下げたら切るのか。この3つに答えられないまま入った注文は、上がっても下がっても次につながらない。
理由を説明できない取引はしない。その線引きは、決算発表でも同じだ。
「決算はやはり怖いですし、自分でファンダメンタルを見る勉強もしていないので、決算をまたぐ取引はやらないようにしています」
決算の内容次第で、翌朝の株価は値幅制限いっぱいまで飛ぶことがある。板を見て数ティックを取る手法に、その動きへ対応する余地はない。業績を読む勉強をしていないのであれば、無理に手を出さない。何をやるかより先に、何をやらないかを決めておくのも、相場に残り続けるための備えになる。