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1年半で150万円を5000万円に!凄腕株式評論家が超注目の銘柄5選…「日経平均は下がっても3万4000円くらい」

本稿で紹介している個別銘柄:日本CMK(6958)、タナベコンサルティンググループ(9644)、あらた(2733)、tripla(5136)、JIA(7172)

 株のディーラーや、株・債券のファンドマネージャーなどを経て、現在は株式評論家としてメディアに引っ張りだこなBコミ(坂本 慎太郎)さん。

 そんなプロ中のプロに、今注目している銘柄5つを伺った。3回にわたっておくるインタビューの第3回。

目次

2024年前半は読みが当たらなかった

ーー今までの記事(第一回・第二回)を通して坂本さんは生粋の投資の才能があるように感じるのですが、そんな坂本さんでも不調を感じることはありますか?

 実は、今年2024年前半は、不調だと感じました。自分の読みがなかなか当たらないのです。2023年までが自分の読みが高確率で当たっていた分、ギャップを感じましたね。

ーー不調だった理由は何でしょうか?

 相場が異常だったからだと思います。投資家としては「相場が異常」という言葉をあまり使いたくないのですが、それでも日経平均株価のPER(株価が企業の利益と比べて割高か、割安かを判断するために用いられる指標)が17.5倍でしたので、「通常」とは言えない株価だったと思います。それまでは12倍~15倍だったということを鑑みても高い値ですよね。

 日本の企業は足腰が強く、業績が良い企業が多いという点が海外投資家から評価されていると思いますが、それにしても買われすぎなのではないかと考えました。

 また、私は株式評論家として、今年の上半期はNVIDIAを含む半導体銘柄が特に買われすぎだと発信していました。当時の私の見解としては「近いうちに天井をつけるだろう」です。結果として、その通りになり、NVIDIAは6月の最高値をつけ、それ以来最高値を更新していません。

 当時、私はこれを一つの「下がるサイン」としてみており、自身のSNSなどを通じて「そろそろ日本株も下がるぞ」と警告していました。

 さらに、私が出演している番組内では日経平均株価のポジションの話をする機会があります。どこでロング・ショートを持つかを話すのですが、今年7月に4万500円でショート、Xで3万1千円前後で買い戻しをするというシナリオを立てました。

日経平均株価は下がっても3万4000円ぐらい

ーー日経平均は7月10日に4万2000円台をつけて下がり、その後3万300円台で反発していますよね。まさに読みが当たっていますね。

 そうですね。上半期の不調を取り返すかのように、7月からは自分の読みがようやく当たるようになりました。

 半導体銘柄が買われすぎていたのが少し落ち着いたことによって、相場のバランスが通常通りになったのだと思います。そのため、株価の先行きが分かりやすくなったと感じています。

 私は日経平均株価を長期で予想して見通しを立てつつ、短期の売買やスイングもできるというのが強みなので、これからもそれが通用すると思って安心しました。

ーーこれから年末までの相場はどのようになるとお考えですか?

 ボックス(レンジ相場)になるのではないかと考えています。とはいえ、日経平均株価は下がっても3万4000円ぐらいではないでしょうか。2万円台になるというのは私のなかではないと思っています。

 今年8月に暴落した3万1000円台は安すぎましたから、私と同じように考えている投資家は多いと思います。

良い銘柄は決算前に買う!先回り戦法を覗き見

ーー上記を踏まえた上で、坂本さんの年末までの戦略を教えてください。

 既に株を保有しているので何もしない可能性もありますが、もし今から新たに株を保有するとなれば個別株で好業績銘柄を狙うと思います。

 10月の後半から11月の中旬頃に第2四半期(2Q)の決算が出るので、それを先回りしたいですね。

ーー決算が出てから動くのではなく、決算前に買うのですね。

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