「Yahoo!掲示板で話題にならなくなった時」に買う!資産10倍アップ実現の投資家が伝授“億り人”になるマイルール

本稿で紹介している個別銘柄:アルファパーチェス(7115)、木村工機(6231)、守屋輸送機器(6226)、ヴィスコ・テクロノジーズ'(6698)、三菱電機(6503)
米国のトランプ政権再始動に伴う関税政策への懸念や、インフレ圧力の強まりが投資家の注目を集め、日米の金融政策の先行きも不透明感を増している。
そんな市場環境で今回注目するのは、不動産事業で培った独自の視点で株式投資に挑むテンバガーを探す不動産屋氏(X:@1FoeeK5dRS4flKn)だ。
みんかぶマガジン短期連載「不動産兼業投資家が語る、バカをだし抜く投資術」第2回では、同氏が考える株の買い方と売り方、そして情報収集術について話を伺った。
(2025年4月15日取材)
目次
市場の過剰反応を巧みに利用する
ーーテンバガーを探す不動産屋(以下、テンバガー)さんが考える、株の買い方についてお聞かせください。
私の投資手法は、暴落・低迷してしまっている銘柄をいくつか選んで、ファンダメンタル分析をしていいと思ったものを買い、長期保有するのが基本方針、いわゆる逆張り投資家です。特に、「バカが投げた」のが原因で暴落していると確信できた場合は思いっきり買います。逆張りの姿勢で長期保有することを基本としています。
重視しているのは、「3年後のPERを想像すること」です。株価の上昇は、3年後の利益の増加と、PERの改善の掛け算で起こると思うので、その視点で考えていきます。PER20倍を超える銘柄にはほとんど手をだしません。10倍以下、できれば一桁台の銘柄が理想だと考え、割安感を最優先にしています。
過去の好調期と比較しながら、例えば、もし利益水準が3年で2倍になれば、PERも2倍以上になることが多いので、株価が4倍以上になることが期待できます。こうしたことが起こりやすいのは、新規上場から3年以内位の銘柄に多いと思うので、その辺はよく見ています。また、新規上場銘柄への投資も積極的に行っています。
ーー新規上場銘柄は、過去のデータが少ないため投資判断が難しそうに思えますが、いかがですか?
実績が限られていても、損益計算書を丁寧に分析すれば、ビジネスの仕組みが浮かび上がってきます。そこから利益を生みだしそうな銘柄を厳選していくのです。
ただ、私は専門家のような緻密な分析をしているわけではありません。公認会計士とか、プロのアナリストとかから見ると、私の分析方法は大雑把で素人っぽいと感じるでしょう。それでも、類似企業や過去の事例を参考に、「この企業ならこれくらい成長するのではないか」と見極める感覚と、その先の大きく張れる思い切りの良さには自信を持っています。