お金持ちは自分を「洗脳」できる……資産7億円投資家が語る“脳のリミッターの外し方”

資産7億円超えの投資家で、コンサルティング会社代表やYouTuberとしても活躍する上岡正明氏。上岡氏は、「お金持ちは『お金を引きつける力』を持っている」と話す。お金を引きつける力や、成功のために脳のリミッターを外す方法について、上岡氏が伝授する。全3回中の1回目。
※本稿は上岡正明著『資産7億円の父が子どもに伝えたい 本当のお金持ち入門』(大和書房)から抜粋、再構成したものです。
第2回:勝機は“逆境”にあり!資産7億円超えの投資家はなぜリスクが取れるのか
第3回:資産7億円の投資家が伝授する、経済シナリオを読む力をつける方法とは
目次
お金持ちの思考パターン
お金持ちになれる人とそうでない人では、行動パターンや思考パターンが違う。
たとえば、お金持ちは自分で自分を洗脳できる。自分は「成功できる」と言い聞かせ、「ミリオネア」という目的に向かってエネルギーを集中していく。
お金持ちがどんな精神力で資産を築いてきたかを知り、それを自分の生活に取り入れることも、お金持ちになるための大事な準備だ。
少しここで宇宙の話をしよう。いきなり何の話かと思うかもしれないが、実はとっても面白い関係がある。
僕たちが暮らしている地球は太陽の周りを回っている。そして、水星、金星、火星、木星、土星も太陽の周りを回っている。地球を含め、この星たちを惑星という。
月は地球を周回する衛星だ。衛星は惑星の廻りを回る。火星には2つ、木星には97、土星には270以上の衛星が観察されている(2025年8月19日国立天文台による)。
なぜ、惑星によって衛星の数が違うのかというと、引力の強さが違うからだ。
物質は引力を持つ。引力は互いに引き合う力だ。衛星も、惑星も、物質だから、引力がある。衛星は惑星の引力によって引っ張られている。だから、引力が強いほど、より多くの衛星を引きつけるんだ。
お金持ちになるには「エネルギーを高めること」
そして、その引力はエネルギーが大きいほど強くなる。僕は、星と同じようにお金にも人間にも引力があると考えている。
だから、お金持ちになるには自分のエネルギーを高め、お金を引きつける力を強くする必要があるんだ。
エネルギーを高めるには、お金を稼ぐことに集中してエネルギーを注がなければならない。虫メガネの太陽光を一点に集中させるように、一つのことにエネルギーを集中させる。すると、エネルギーの総量は同じでも、その威力は爆発的に高まる。
しかし、ビジネスや人生において、多くの人は自分の持てるエネルギーを驚く驚くほど無駄に「漏電」させている。
たとえば、
「他人のSNSを見て嫉妬する(感情エネルギーの漏電)」
「悩んでも仕方がない未来を不安がる(思考エネルギーの漏電)」
「複数のタスクに同時に手を出し、中途半端になる(行動エネルギーの漏電)」
引力の強いお金持ちは、この「漏電」を徹底的に排除している。
僕は20代から「成りあがりたい」という想いを土台に、時に高熱を出しても仕事に集中してきたし、投資もお金がない頃からリスクを取り、トレードに集中してきた。それが僕のエネルギーを高めたのだと思う。
だから、お金に対する引力を強めることができた。また、エネルギーを高めるためにお金持ちは健康に気をつけ、ポジティブな言葉を使う。実際に、成功している会社の経営者は元気で明るい。逆境にあっても社員に暗い顔を見せず、悲観的な言葉は言わない。これらすべてがエネルギーを高める。
メンタルのブレーキをかけるリミッター
人間の脳には、自動的に力をセーブする安全装置のようなものが備わっている。
たとえばウェイトトレーニングでこれ以上、重いバーベルを持ち上げると筋肉が傷つくと脳が判断する。すると、まだ余力があるのに脳は筋肉にブレーキをかけ、運動をやめさせる。
こうしたリミッターが、メンタルにもかかってしまうことがある。僕も20代の時、「稼げて1000万円だな」と自分の限界を決めてしまったことがある。1億円でも、2億円でも、それ以上でも稼げる可能性があるのに……。
もちろん、それは僕自身が体験したことがない世界だったからに他ならない。 幸い、豪邸を取材したのを機に脳のリミッターが外れ、投資や事業に次々に挑戦して資産を築けたが、もしそうでなければ脳が「1000万円が限界」と判断して、僕はチャンスをものにできなかっただろう。
脳科学では「現状維持バイアス」という言葉がある。変化を避けて現在の状況を維持しようと考える、太古より大脳に深く刻まれた「脳のクセ」のようなものだ。 「変わりたいのに、変われない」「チャンスが見つからない」と嘆く人は、実はこの現状維持バイアスという強力なフィルターが、強く働いている可能性がある。
すると、目の前にチャンスがあっても「見えないもの」として処理してしまう。チャンスをつかめない人は、そもそもチャンスに気づけないのだ。
リミッターを外す「洗脳」
逆に、限界を感じても、目標達成を目指す行動のなかでリミッターが解除され、普段以上の力が発揮できることがある。
トップアスリートは自分が限界を突破し、目標を達成した姿を具体的にイメージすることで意図的にリミッターを外し、最高のパフォーマンスを発揮する。 「自分ならできる」と唱え続け、自己暗示をかけてリミッターを外すのだ。
脳のリミッターを外し再プログラミングする──それを僕は「洗脳」と呼ぶ。悪いイメージの洗脳ではない。頭をもう一度ゼロに戻すために、長年こびりついた先入観や不要な潜在意識を洗濯するわけだ。
このセルフ洗脳がうまくいくと、自分の成功を本気で信じられる。すると、失敗を失敗だと思わなくなる。投資で損失を出しても、「うまくいかないトレードが検証できた」と考えるようになるのだ。
失敗はあくまでお金持ちになる過程、成功に至るまでの過程にすぎない。だから、失敗を後悔で終わらせずに、いい教訓と捉え直すことができる。そして同じ轍は二度と踏まない。
それができるのも、「自分ならできる」と唱え続けて、脳のリミッターを外しているからだ。
