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「情報収集が完璧な人」ほど資産を溶かす? 資産10億円のベテラン投資家が語る“情報の罠”と大化け期待の10銘柄

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:ウエストホールディングス(1407)、ジェイドグループ(3558)、オプテックスグループ(6914)、遠藤照明(6932)、内海造船(7018)、ひろぎんホールディングス(7337)、愛知時計電機(7723)、SCREENホールディングス(7735)、ソフトバンクグループ(9984)、アーム(ARM)、ムニノバホールディングス(547A)

 スマホを開けば、SNSやネット掲示板に無数の「おすすめ銘柄」や「市場予測」があふれる現代。個人投資家にとって、これほど情報収集が簡単な時代はない。

 だが、これだけ恵まれた環境であるにもかかわらず、なぜ多くの投資家が成果を出せずに悩むのだろうか。

 元手200万円から資産10億円を築いたベテラン投資家・DAIBOUCHOU氏は、「誰もが同じ情報にアクセスできる今、ただ情報を集めるだけでは周囲を出し抜けない」と指摘する。

 では、あふれる情報の中から、一体何を見て、どのように“本物の成長株”を選び出せばいいのか。

 DAIBOUCHOU氏が25年の投資格闘の中で磨き上げてきた情報収集術と、2026年下半期に向けた注目のポートフォリオを伺った。インタビュー連載全2回の最終回。

目次

投資家同士で差がつきにくい現状

ーーDAIBOUCHOUさんが投資デビューされた2000年頃に比べると、今は無料メディアやSNSで圧倒的に情報収集がしやすい環境です。とにかく多くの情報を集めるほど、投資は有利になりますか。

 環境としては非常に恵まれていますが、情報が多いから勝てるというほど相場は甘くありません。むしろ、投資家同士で差がつきにくくなっているのが現状です。

 私が投資を始めた2000年頃は、まだインターネットを使って情報収集をする人自体が少なく、企業のホームページで「マンションの完売御礼」といった一次情報を調べたり、掲示板の書き込みを追ったりするだけで、他の投資家に対して圧倒的な優位性を持てました。

 いわば、情報を知っていること自体が強力な武器だった時代です。

 ところが今は、優良な無料メディアやSNSが大量にあふれ、誰でも瞬時に同じ情報へアクセスできます。

 全員が同じ情報を見て動くため、情報収集の量では周囲を出し抜けません。

 これからの時代で差をつけるために本当に必要なのは、集まった情報を自らの頭で「精査する力」と、それをもとに売買を決断する「タイミング」の2つに尽きます。

AI本命から地方銀行まで。大化け期待の10銘柄

ーー誰もが同じ情報にアクセスできる中で、DAIBOUCHOUさんが「自らの頭で精査」し、2026年下半期に向けて注目している銘柄を教えてください。

 はい。私が現時点で注目している10銘柄です。それぞれ、投資した理由を記載しています。

■ ウエストホールディングス(1407) 

 系統用蓄電所のEPC(設計・調達・建設)。事業が好調に推移しており、再生可能エネルギー市場の拡大を背景とした、今後のさらなる業績拡大が期待できる銘柄です。

■ ジェイドグループ(3558) 

 積極的なM&Aによる事業規模の拡大に加え、買収後のシナジー効果による「収益性の向上」がどこまで数字として表れてくるかが、今後の大きな注目ポイントになります。

■ オプテックスグループ(6914)

 第1四半期決算の進捗が非常によく、この好調なペースが維持されれば、第2四半期以降のタイミングで業績の上方修正が発表されるのではないかと期待しています。

■ 遠藤照明(6932)

 蛍光灯の製造停止という国策的な追い風を受け、代替となるLED照明への特需がさらに高まっていくシナリオを描いています。

■ 内海造船(7018)

 会社側が発表している業績予想は現段階では弱気なものの、良好な事業環境などを踏まえると、今後の決算発表で上方修正を出してくる可能性を秘めていると見ています。

■ ひろぎんホールディングス(7337)

 地盤である広島県が半導体や造船産業の拠点として活気づいており、設備投資に伴う地元企業からの力強い融資需要による収益貢献に期待しています。

■ 愛知時計電機(7723)

 ガスや水道におけるスマートメーターへの更新時期が本格化するため、そのリプレイス特需の恩恵を大きく受けるのではないかと注目しています。

■ SCREENホールディングス(7735)

 成長が続く半導体製造装置セクターにありながら、PER(株価収益率)が20倍程度に留まっており、同業他社と比較した際の相対的な割安感が際立っています。

■ ソフトバンクグループ(9984)

 傘下の英アーム(ARM)がAI時代の主役となるCPUを担う期待感に加え、今後浮上するであろうOpenAIの上場思惑なども、株価を刺激する強力なカタリストになります。

■ ムニノバホールディングス(547A)

 足元は金利上昇局面という逆風もありますが、全社的なDX化の推進による徹底したコスト削減が奏功し、着実な収益性の向上が見込める点が強みです。

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この記事の著者
DAIBOUCHOU

2004年から専業投資家。トレードより保有で儲けるタイプ。不動産株の集中投資&信用取引で大儲けし、最近は現物不動産投資と割安成長株の超分散投資を行う。企業成長力に対して評価不足の中小型割安成長株に投資する。 著書:「DAIBOUCHOU式 新・サイクル投資法」宝島社。 ツイッターアカウント:DAIBOUCHO@DAIBOUCHOU

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