自信ゼロから始めた主婦が掴んだ本当の自由。過去の前提を捨てて「今の最適解」を選び続ける、これからの女性の生存戦略

「子どもが不登校になったら、キャリアもこれまでの生活もすべて諦めなければいけないのだろうか」――そんな不測の事態に直面し、不安で目の前が真っ暗になってしまう母親は少なくない。しかし、在宅ワーク5年目を迎えたおゆわり氏は、事前に自分の働き方をコントロールできる基盤を整えていたことで、子どもの変化にも動じず、家族にとって最も居心地の良い環境を守り抜いたという。
連載最終回となる本稿では、おゆわり氏が激動の5年間を生き抜く中で行き着いた「最適解を選び続ける」の全貌を解説。自分に自信がなくても選択肢を広げていくための「心の持ち方」から、これからフリーランスを目指す女性が絶対にやってはいけない「致命的な失敗」まですべての女性やママへ贈るメッセージを届ける。全4回の第4回。
みんかぶプレミアム連載「フリーランスの稼ぎ方大全」
目次
遠慮するのはもうおしまい。私がどうしても手に入れたかった「自分の足で立つ人生」
私がこうしてXで戦略的に影響力を持ち、実務スキルを磨き続けているのは、かつての私のように、「未来の選択肢なんてどこにもない」と諦めているお母さんたちに、「自分の意思で選べる生き方があるんだよってことを伝えたい」──その強い思いが原動力になっています。
世のお母さんたちって、子どものため、家庭のため、旦那さんのために、自分のことを一番後回しにして、我慢して譲ってしまうことが本当に多いんです。
私の知人の話をします。彼女はずっと楽しみにしていた大好きな嵐のコンサートのために、何ヶ月も前から予定を組んで、万全の準備をしていたそうです。それなのに、直前になって旦那さんが「その日、ゴルフに行くことになったから」と言ってきました。
「子どもを見ててくれるはずだったのに」と思っても、旦那さんの予定が優先されてしまう。結局、急遽遠方に住む自分のお母さんにわざわざ来てもらい、なんとかコンサートに行ったそうなんです。
家庭によって夫婦の関係は多様だと思うのですが、女性が一歩引いてしまうというのは、経済的に相手に寄り添って、頼り切っているからこそ生まれる「我慢」なんだと私は思っています。「夫に養ってもらっているから、自分が一歩引くしかない」って、無意識に遠慮してしまっています。
だからこそ、私は女性が、特にお母さんが「自分の足で経済的に立つこと」がめちゃくちゃ大事だと思っています。
自分の足で立てるようになれば、誰かに遠慮することなく、行きたいときに、行きたい場所へ自分のお金で行けるようになります。私もフリーランスになって、自分の収入で子どもたちと自由に旅行へ行けるようになりましたし、大好きな嵐のコンサート遠征で、札幌まで1人でだって迷わず飛んでいけるようになりました。
夫の都合に左右されず、自分の人生の最適解を、自分の意思で選択できる。そんな居心地の良い自由を、私は在宅ワークという働き方を通じて、掴み取ることができたんです。
上の子の突然の不登校。在宅ワーク5年目の私が、何が起きても動じずにいられた理由
私がフリーランスとして完全に独立し、働き方を安定させてからしばらくして、実は上の子どもが学校に行けなくなるという出来事がありました。いわゆる「不登校」です。
自分の子どもが不登校になるなんて、夢にも思っていませんでした。もし、あのまま牛丼屋のパートを続けていたら、私の心は完全にポッキリ折れていたと思います。ただでさえお昼のピーク時はお店を抜け出せないのに、急に学校への送り迎えが必要になったりするわけですから。きっとパート先への申し訳なさと、子どもへの罪悪感で、どうにかなってしまっていたはずです。
でも、そのときの私はすでに在宅ワーク1本で、自分の時間を自分でコントロールできる基盤を作っていました。
だからこそ、不測の事態に対しても、スケジュールを自分で調整して柔軟に対応することができたんです。「先に働き方を整えて、どんなことにも動じない準備ができていたからこそ、この荒波を耐え抜くことができたんだな」と、今振り返っても本当に安堵しています。
今、子どもたちは中学2年生と小学6年生という、多感で難しいお年頃です。けれど母親が毎日家にいることがすごく安心できるようで「家の居心地が良い」と言ってくれたときはうれしかったですね!
在宅ワークを始めたことで、子どもたちと顔を合わせて会話できる時間は、パート時代とは比べものにならないほど増えました。急な体調不良や学校からの呼び出しにも、誰に頭を下げることもなく「いつでも動けるよ」というスタンスで構えていられる。この「時間の自由度」と「心の余裕」こそが、私にとっても、子どもたちにとっても、何にも代えがたい最高のメリットだと実感しています。