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「日経平均6万円なら安い」と感じたら危ない・・・資産10億円投資家が半導体の次に仕込む“出遅れ内需株”

「日経平均6万円なら安い」と感じたら危ない・・・資産10億円投資家が半導体の次に仕込む“出遅れ内需株”

本稿で紹介している個別銘柄:ウエストホールディングス(1407)、テスホールディングス(5074)、コメ兵ホールディングス(2780)、ゲオホールディングス(2681)、ブックオフグループホールディングス(9278)、グリーンズ(6547)、ABホテル(6565)

 史上最高値を更新した後も、激しい値動きが続く2026年夏の日本株市場。半導体株が相場を押し上げる一方、金利上昇やAI投資の過熱を警戒する声も強まっている。

 こうした局面で、個人投資家はどう立ち回ればよいのだろうか。

 「相場を当てにいく必要はないです」と語るのは、資産10億円超のベテラン投資家・DAIBOUCHOU氏だ。重要なのは、日経平均の方向を予想することではなく、相場が調整しても需要が残る企業を見つけることだという。

 AIを支える電力・設備株、物価高で伸びるリユース株、訪日客を取り込む割安ホテル株ーー。派手なテーマの中心ではなく、その周辺で着実に利益を伸ばす企業をどう探すのか。年末に向けた相場の見方と、今後注目したいセクターを伺った。インタビュー連載全3回の最終回。

株価上昇、やや行き過ぎた面も

ーー2026年は日経平均株価が大きく上昇しました。年末に向けて、今後の相場をどう見ていますか。

 私は基本的に、日経平均がどこまで上がるか、いつ下がるかといった相場予想はしていません。ただ、ここまでの上昇には、やや行き過ぎた面もあると思います。

 日経平均は半導体関連銘柄に強く引っ張られてきました。半導体株が本格的な調整に入れば、日経平均が6万円程度まで下がっても、まったく不思議ではありません。

 注意したいのは、一度高い株価を見たことで、投資家の感覚が変わってしまうことです。

 以前は「5万円は高すぎる」と言われていたのに、それを上回る水準を経験すると、今度は6万円でも安く感じてしまう。直前に見た数字を基準にするアンカリング効果には注意が必要です。

ーー日本でも金利が上昇しています。株式市場にはどのような影響がありますか。

 これまでの日本は金利が低すぎたため、配当目的で株を買う人が少なくありませんでした。しかし、社債などでも2.5%程度の利回りを得られる環境になれば、価格変動の大きい株式を保有する必要はないと考える投資家も増えます。

 金利上昇は銀行株などには追い風ですが、市場全体では債券への資金流出を招く可能性があります。「お金は株式市場に入り続ける」と考えるのは危険です。

ーーAI関連への巨額投資も株価を押し上げてきました。

 巨大IT企業は、国家予算に匹敵する規模でデータセンター投資を進めてきました。この投資が景気を下支えし、金利上昇の悪影響を見えにくくしてきた面があります。

 ただ、巨大IT企業が過剰投資を警戒し、支出を抑え始めれば状況は変わります。だからといってAI関連をすべて避ける必要はありません。大きく上昇した中心銘柄を追うのではなく、実際の需要が発生する周辺分野を見るべきです。

AI株の次に狙う「電力・空調・工事」

ーー半導体株から別の分野へ資金が移るとすれば、どのセクターに注目していますか。

 まずは、AIデータセンターを支える電力や設備の分野です。

 データセンターの建設が増えれば、膨大な電力が必要になります。電力網や蓄電設備、建設工事にも投資しなければなりません。

 なかでも、系統用蓄電所やサブコンに関連する企業はおもしろいと見ています。ウエストホールディングス(1407)テスホールディングス(5074)などは、足元の決算も好調です。

 AIと聞くと半導体メーカーに目が向きますが、AIを動かすには、電力、空調、配線、工事といった設備が欠かせません。半導体株が調整しても、稼働するデータセンターには電力や保守が必要です。AI投資が続く限り、周辺分野にも需要が発生します。

ーーロボットなどの「フィジカルAI」にも注目が集まっています。

 フィジカルAIの広がりによって、工作機械の受注も伸びています。ただし、すでに話題になり、株価が上がった銘柄もあります。

 テーマを知ってすぐに飛びつくのではなく、次の決算で受注や利益が伸びているかを確認する。半年程度先まで業績の勢いが続くかを見ることが大切です。

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この記事の著者
DAIBOUCHOU

2004年から専業投資家。トレードより保有で儲けるタイプ。不動産株の集中投資&信用取引で大儲けし、最近は現物不動産投資と割安成長株の超分散投資を行う。企業成長力に対して評価不足の中小型割安成長株に投資する。 著書:「DAIBOUCHOU式 新・サイクル投資法」宝島社。 ツイッターアカウント:DAIBOUCHO@DAIBOUCHOU

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