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「ニュースよりママ友の情報の方が大切」バリュー株投資家が虎視眈々と狙う「半導体」から資金が流れてくるタイミング

某哲也
(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:アソインターナショナル(9340)

「割高なものは買わない」。そのルールを貫くがゆえに、テーマ株が上がっても手を出さず、値上がりした銘柄はむしろ売らされていく。半導体一強でバリュー株が苦しむ今、書籍『学校では教えられない、人生の「期待値」の考え方 「5歳」から始める金融・投資の勉強法』(パンローリング)の著者・某哲也さんはあえてアクセルを緩め、来たるべき急落を待っています。

 強気相場の裏側で、彼が見据えるリスクとは? バリュー株に資金が回ってくるのはいつなのか、彼の見解を聞きました。インタビュー連載全2回の第1回。

目次

投資家にとって「値上げは嬉しい」

ーー某哲也さんは「ニュースは見ない」というスタイルでしたが、ウクライナ戦争が長期化する中で、そのスタンスは変わっていませんか?

 今もニュースを見ないスタイルは変わらず、それよりはむしろママ友たちからの情報収集のほうを大切にしています。その中では、物価高の話が一番多く「また高くなった」「どこそこの店が値上げした」「もうどこにも行けない」と、そういう話題にはかなり敏感な人が多いです。

 ただ、投資家としてはこの物価高は嬉しいですよ。年間の支出が多めに見積もって10万~20万円増えたとしても、それ以上に株価で返ってきます。僕はこうなる前から、むしろ「インフレはウェルカム」とずっと言ってきました。

「値上がりしたもの」としてよく話題に上がるのは、ディズニーランドの入園料やマクドナルドのハンバーガーの値段です。これは嫌味ではなく、そのニュースがむしろ嬉しいんです。有名企業が値上げをしてくれると、それほど名の知れていない企業も、それに追随できます。そうしてようやく適正な利益を取れるようになり、最終的に株価に返ってくるんです。

 もっとも、ママ友に「値上げが嬉しい」なんて言ったら変な人になってしまうので、口には出せませんけど(笑)。

ーーこのインフレは、銘柄の選びやすさには影響していますか?

 選びやすさに直結しているわけではありませんが、インフレ局面で株が有利なのは間違いないでしょう。やっていない人との差が、どんどん広がっていってしまいますから、こういう局面にはきちんとついていこうと思います。

ーー配当利回り2.5%以上の銘柄を選んでいるとのことでしたが、2.5%以上を出す銘柄は、以前と比べて増えていると思いますか?

 2023年、東京証券取引所が上場企業に対してPBR(株価純資産倍率)が1倍を割っている場合はこれを改善するよう求めてから早3年。あの時期を境にして増えました。

 しかし、今は増えきった感もあります。高配当銘柄がかなり多くなったので、ここから先、2.5%以上がさらに増えるかどうかは分かりません。少なくともこの数年は、ずっと増え続けてきたという流れです。

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この記事の著者
某哲也

某哲也(@19830128to ) 29歳までに貯めた1000万円を軍資金に、高配当バリュー株を基盤とした「レバリュー投資」を実践。時にはレバレッジを味方につけて攻めの投資を行い、資産を着実に増やしています。幼少期からの金融教育に関心を持ち、「5歳から始める金融・投資教育」を執筆中。今年2月中に発売予定。現在は5億円を運用中。

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