突然の解雇通知から半年で月収100万円へ。凡人主婦がブルーオーシャンを見つけて行動し続けるインスタ戦略の全貌

「特別な才能や資格のない普通の主婦が、SNSを使って個人で稼ぐなんて本当に可能なのか」――そんな疑問を抱く人は少なくない。しかし、育休中に突然の解雇通知を受け、明日からどうやって稼げばよいのだろう…と先の見えない絶望的な状況から、わずか半年で月収100万円を達成し、現在は17万人以上のフォロワーを抱えるトップインフルエンサーへと駆け上がった女性がいる。Instagramで料理レシピクリエイターとして活躍する、ありのママ氏だ。
同氏は「一般の主婦でも簡単に作れるおうちイタリアン」というコンセプトのアカウントを立ち上げ、家庭でのイタリアンのハードルを下げるレシピの投稿をしている。さらに、その発信力を活かしてレシピ本出版、SNSコンサルティング業や、夫の故郷であるイタリア・ソレント地方からの食材輸入事業など、多角的なビジネスを展開中だ。
本稿では、どん底の危機的状況からわずか半年で、ゼロから爆発的なブレイクを果たした、ありのママ氏のSNS戦略を徹底解説。ブルーオーシャンを見つけ出す「市場リサーチ」の極意から、センス不要で圧倒的な成果を出すための「行動量」の裏側まで、未経験者がゼロから人生を切り拓くためのロードマップを語っていただいた。全4回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「フリーランスの稼ぎ方大全」
目次
「長女2歳、次女生後4ヶ月」のときに突きつけられた、コロナ禍での解雇通知という現実
私がInstagramでの発信を始めたのは、おしゃれなインフルエンサーになりたかったからでも、自分の特技を活かしたかったからでもありません。単純に「明日から生きていくお金をどうにかしなければならない」という、人生最大の危機に直面したからでした。
もともと私は、国際クルーズ船のクルーとして世界中を旅しながら働いていました。そこでイタリア人の夫と出会って結婚し、日本に戻ってきたのですが、2020年のコロナ禍で見える世界が一変しました。当時、国際クルーズ船が連日テレビで放送されていましたよね。私はまさにその渦中にいたのです。
コロナ禍になり、上司が独立することで、クルーズ部門がなくなることになりました。そして会社から一通の通知が届きます。「クルーズ部門がなくなるため、あなたの所属する部署は解散になります。事務職として残るか、辞めるか選んでください」事実上の解雇通知でした。
当時の状況は、長女が2歳、次女がまだ生後4ヶ月。下の子の保育園は決まっておらず、手に職もない、パートで働くことも物理的に不可能な状態でした。さらに夫は思うように正社員の職に就けずアルバイト状態。
「私が大黒柱として家族を支えなきゃいけないかもしれない」貯金を切り崩すしかない恐怖と焦りが毎日私を襲いました。外に働きに出られないのであれば、在宅でお金を稼ぐしかない。自宅で稼げる手段を必死で探した結果、友人が教えてくれたのがInstagramという世界だったのです。
育児中、隙間時間しかない生活で「徹底した耳学習」
私は当時Instagramは見る専のアカウントしか持っていませんでした。いまでこそリール作成は手際よく作業できますが、当時は動画編集の経験なんて一切なく、何から手をつけていいかも分からない状態でした。
私は覚悟を決めて、Instagramで稼ぐためのSNSスクールに入学したのです。
しかし、現実は甘くありません。2歳と生後4ヶ月の子育てをする毎日。机に向かって落ち着いて勉強する時間なんて、1分たりともありませんでした。
そこで私が徹底したのが、家事と育児の時間をインプットに変える「耳学習」でした。
子どもを寝かしつける時の1〜2時間は、暗闇の中でスマホからスクールの講義音声を流す。車を運転して移動する時間は、音楽の代わりにビジネスのノウハウを流す。料理を作る時も、お皿を洗う時も、洗濯物を干す時も、常にワイヤレスイヤホンを耳に入れて、すべての時間を耳学習に充てました。
最初の1ヶ月間、とにかくひたすら知識を脳内に流し込みました。そして同時に発信活動をはじめました。最初の投稿は動画の繋ぎ合わせだけで、テロップなどの加工は一切していませんでした。質を高めることよりも行動を優先して、試行錯誤しながら世の中に発信していったのです。