eBay輸出年商5億円の経営者が語る「月5万円、30万円、100万円」へのロードマップ …売上を伸ばす人が手放している作業とは
副業として始めたeBay輸出を、どのように事業へ育てていくのか。月5万円、月30万円、月100万円、そして年商5億円へ。そこには、単に商品を売るだけではなく、仕組み化、外注化、AI活用、商材選定の転換が必要になります。
元高校教師からeBay輸出で法人化し、年商5億円規模まで成長させたねぎりん氏は、最大の転換点は「ゲーム機から自動車部品へ切り替えたこと」だったと語ります。
なぜ中古ゲーム機ではスケールに限界があったのか。どの作業を外注化すべきか。AIはeBay輸出でどう使えるのか。事業として伸ばすための考え方を聞きました。全5回の第5回。
みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に 令和の稼ぎ方新常識」
目次
年商5億円まで伸びた「大きな転換点」
年商5億円まで伸ばす上で、一番大きかった転換点は、ゲーム機から自動車部品へ商材を変えたことです。
ゲーム機は、仕入れが職人技になりやすい商材です。どの商品が動くのか、どの状態なら買えるのか、どの価格なら利益が出るのか。経験による判断がかなり必要になります。
私自身がやれば精度高く仕入れられますが、人に任せると、なかなか同じ精度にはなりません。属人化しやすいんです。
一方、自動車部品は新品を扱っています。もちろん専門知識は必要ですが、基本的には「買って送る」オペレーションに近い。人によって判断が大きくズレにくい商材です。
中古品は取り扱い量に限界があります。たとえば、3DSが欲しいと思っても、無限に仕入れられるわけではありません。状態のいい商品を継続して大量に集めるのは難しい。
しかし新品の自動車部品であれば、スケールしやすい。取り扱える量が増え、仕組み化もしやすい。ここが大きな違いでした。
年商を伸ばすためには、利益率だけでなく、再現性と供給量が重要になります。
月商100万円を超える前に知っておきたいこと
外注化については、私自身は最初から社員を入れていました。ただ、これはあまり一般的にはおすすめしません。私は人に任せることが得意だったので早めに人を入れましたが、多くの人はまず自分で一通りやった方がいいです。
目安としては、月商100万円くらいまでは自分でやることをおすすめしています。
なぜなら、自分で作業を理解していないと、人に任せるときに詰まるからです。出品、梱包、発送、顧客対応、仕入れ、リサーチ。何が大変で、どこでミスが起きやすいのかを知らないまま外注しても、うまく指示できません。
月商100万円くらいまでやれば、作業の全体像が見えてきます。そこで得た収益を使って、人に任せる費用に回していくのが現実的です。
初心者でも月商100万円は不可能ではありません。有在庫であれば在庫資金が必要ですが、無在庫も組み合わせれば、初月や2カ月目で達成する人もいます。
ただし、売上と利益は違います。月商100万円でも、粗利やキャッシュフローを見なければいけません。大事なのは、数字を見ながら外注化のタイミングを決めることです。
売上を伸ばす人が手放している作業
eBay輸出の作業は、極論すべて任せられます。
外注しやすいのは、出品業務、梱包業務、商品の受け取り、発送業務、カスタマー対応などです。これらは手順化しやすく、人に任せやすい。
一方、有在庫の場合、仕入れはプロフェッショナルな部分になりやすいです。どの商品をいくらで買うか、どの状態なら売れるか、どれくらい利益が残るか。ここは判断力が必要なので、最後まで自分に残ることが多いです。
目標は、自分がやる作業をリサーチと仕入れだけに近づけることです。実際に、そこを目指している人は多いです。
事業を伸ばすには、自分が全部やる状態から抜け出さなければいけません。自分が梱包しないと回らない、自分が全部返信しないと回らない。そういう状態では、売上の上限が来ます。
作業を分解し、人に任せる。これがスケールの前提です。