「100万円あったら何に使う?」の回答でお見送り…外銀5社内定・常松広太郎の面接失敗談と面接を“会話“に変える極意
ESを何度書き直しても手応えがない、面接で自分らしさを出せない——そう感じている28卒も多いのではないだろうか。本稿では、慶應義塾大学野球部で活動しながら外銀5社から内定を得た常松広太郎氏の、ESの設計から集団面接の戦略、失敗談までのリアルな実践をお届けする。全3回の第3回。
みんかぶマガジン連載「28卒就活 絶対第一志望企業に内定する!」
目次
面接の主導権を握る第一歩。常松流・キャラクターを伝えるESの出だし
——ESはどのように作られていましたか?
常松:まず「自分をどう見せるか」を設計することから始めました。慶應野球部というバックグラウンドは、体を動かしてきた経験としては胸を張れるものです。ただ、外資系投資銀行を受ける学生の中では、金融の知識や学術的な素養という点で周りの方が上であることは自覚していて。「頭の良さ」で勝とうとするのではなく、「どう見られるか」を設計することにしました。
——実際にどんなESを書いたんですか?
常松:長所の出だしは「長所はスケールの大きさです。今これを読んでいるあなたよりも、確実に身長と体重は私の方が上だと思います」と書きました(笑)
ふざけているように見えるかもしれないんですけど、この一文の後に続きがあって。慶應野球部の中で「ロマン砲」と呼ばれていた話、弱い立場から始まって神宮球場の試合に出るという大きな目標を掲げ続けてきた話、そして業界内で自分の名前で案件を取れるバンカーになるという志望動機へと、構造的につなげていきました。最初の一文で「こいつ何だ」と思ってもらえれば、面接官は続きを読みますよね。ESはその導線を設計するものだと思っています。
面接官に「パッと目に入った言葉」を質問させる、ES作成の極意
——ESを書く上で他に意識していたことはありますか?
常松:面接官がESをじっくり読んでくれるとは限らないので、パッと目に入る「目立つ単語」が面接での質問を決めると思っています。だからESを書く前に、まず「自分をどういうキャラクターとして面接に持ち込むか」を整理していました。使えるエピソードが複数あっても、全部詰め込もうとすると焦点がぼやけてしまう。「このESを読んだ面接官は何を聞いてくるか」を想定して、自分が得意に答えられる話題に向かう「目立つ単語」をESの中に置く。
面接官はパッと目に入った言葉をそのまま質問にしてきますから。ESって自己アピールの文章というより、「自分が話したい会話への導線」だと思っています。