小6秋から偏差値が爆上がりする中学受験生たちのたった1つの共通点…志望校全落ちして地元の公立校に通うのが「最悪」な理由
中学受験本番までもう半年をきった。Xフォロワー数は3.5万人を超え、都内で個別指導塾を運営する「中学受験を考える塾長」氏に、小6の中学受験生が秋から“第一志望合格”を目指すためのロードマップを余すところなく語っていただいた。全2回の第1回。
みんかぶプレミアム特集「秋から偏差値爆上げ! 逆転の中学受験戦略」
中学受験の過去問演習はいつから始めるべきか
過去問演習を急いでも、基礎が固まっていなければ意味がないのと同じです。いつから、どうやって過去問に取り組むべきか。
再現性が高くて、私が一番おすすめしているのは「科目ごとにスタート時期と難易度をずらす」ことです。
多くの方は秋になると一斉に過去問を解き始めようとしますが、実は「国語」以外は9月から急いで始める必要はありません。大手塾のカリキュラムでも、算数はまだ夏休みにやり残した弱点を潰している段階です。理科や社会も同じく、知識の抜け漏れを補強していくことが最優先の時期なんです。
それに比べて国語は比較的早く取り組めますが、いきなり第一志望校の難しい過去問に挑むのはおすすめしません。最初は志望校よりも少し難易度の低い学校の過去問や、基礎固めになる学校のものから指示を出します。段階を踏んでステップアップしていくことで、無理なく実力を引き上げることが出来ます。
私の仮説ではありますが、基礎固めを焦らずにしっかりやっているご家庭は、より過去問演習の費用対効果(得点力への直結度)が高くなる傾向があります。難しい過去問にいきなり特攻しなくても、基礎の弱点を潰していけば、結果的に過去問のコストパフォーマンスを高めることが出来るのです。
小6秋から中学受験生の子供の成績を上げるために親が絶対にやっておくべき具体的なサポート術
そして、過去問を解くのと同時に、親御さんによる「地道なミスの分析」も忘れてはいけません。
過去問演習というと、どうしても「合格最低点を超えたい」「何点取れたか」と思いがちですが、今の時期の点数は必須ではありません。実際、結果的に志望校に受かった子でも12月まで合格最低点に届かない子なんて普通にたくさんいます。
むしろ、間違えた問題に対して「なぜ間違えたのか」を徹底的に分析する、泥臭い原因究明のほうが大事です。
算数であれば、ただの計算ミスなのか、出題形式に対応できなかったのか。国語であれば、記述で点が取れていないのか、時間切れなのか、文章に書かれていないことを想像して答えてしまったのか。そのミスの原因を個別に見極めてあげないと、本当の力にはなりません。
親御さんができる最大のサポートは、子供に答えを持たせずに時間だけをきっちり測ってあげること。そして、間違えた理由を一緒に探すことです。学力の高い子でも答えを写すことは頻繁にあります。
過去問を何度も繰り返して点数が上がったと喜ぶのは危険です。特に算数は、同じ問題を何度も解いて点数が上がっても、それは「答えを覚えているだけ」で実力判定には使えません。間違えた問題は、親御さんが問題をコピーしてA4のノートに貼り付け、右側を空欄にした「解き直しノート」を泥臭く作ってあげてください。