note収益とクライアントワークを掛け合わせ、私が「楽しさファースト」でフリーランスとして生き残ってきた理由

人目を気にして怯えていた小心者のWebライターが、noteという新天地に出会い、わずか半年で100人が集まるメンバーシップの運営者へ――。むき出しの感情をさらけ出すことで自らの居場所を切り拓いてきた金沢氏の連載も、いよいよ今回が最終回となる。
最終章となる本稿では、有料note、メンバーシップ、そして取材案件という3つの柱を組み合わせた、同氏の「マルチチャネル安定基盤」のリアルに迫る。「月10万円のストック収入」を確保しながらも、あえてビジネスの王道である値上げを拒む理由とは。そこには、効率や売上よりも「おもしろいこと」「人とのつながり」を最優先する、フリーランスを細く長く続けていくための驚くべき戦略があった。後半では、かつてSEO記事を600本書き、泥臭い試行錯誤を繰り返してきた同氏から、一歩が踏み出せない人へ向けた熱いメッセージも掲載。全4回の第4回。
みんかぶプレミアム連載「フリーランスの稼ぎ方大全」
目次
有料note、メンバーシップ、クライアントワーク。収入源を絞らないフリーランスの安定基盤
初投稿の恐怖を乗り越えて有料noteを売り続け、誰かの背中を押すために立ち上げたメンバーシップ「読まれるnote案内所」は半年で100人規模にまで成長しました。人目を気にして怯えていた私が、自らの手で「安心安全な居場所」を切り拓いていく中で、フリーランスとしての働き方にも変化が起きていました。
それは、収入の柱を一つに依存しない「マルチチャネルの安定基盤」が出来上がったことです。
多くのWebライターは、クライアントワーク(受託案件)の一本足打法で生計を立てています。しかし、どれだけ高単価の案件を抱えていても、クライアントの予算都合や時代の変化、AIの台頭によって、その収入はある日突然ゼロになるリスクが常にあるんです。
現在の私は、「有料noteによるストック収入」「メンバーシップの運営」「クライアントワーク」という3つの異なる収入源を持っています。
私のメンバーシップは、月額700円・1000円・1200円のプランがあり、全部で100人。noteの収益だけで月に10万円は確保できています。
そしてこれらの3つの収入減はバラバラに存在しているわけではありません。noteをハブにして、私のビジネスは外へ外へとどんどん広がっているのです。私のnoteやメンバーシップでの発信活動を見て、新しいクライアントワークのお声をいただく機会が格段に増えました。
どれか一つの調子が悪かったときに他の柱が支えてくれるだけでなく、お互いが良い影響を与え合って仕事が循環していくんです。この精神的な余裕があるからこそ、収入源を絞らないことこそが、後ろ盾のないフリーランスが生き残るための最大の防御壁なのだと確信しています。