言いたいことより「需要」に当てろ!顔出しなしの主婦がX(旧Twitter)でフォロワー1.2万人を突破し、仕事を呼び込むインフラへと育てたAIデータ分析術

「SNSで影響力を持つには、自分の世界観をアピールしたり、毎日のようにバズを狙わなければいけない」――そんな常識に囚われ、発信疲れを起こしている人は少なくない。
ネット上での顔出しは一切せず、限られたリソースの中で「Xが今の最適解」と見極め、戦略的にフォロワー1.2万人を突破した人物、それがおゆわり氏だ。本稿では、おゆわり氏が2024年の「ボーナスタイム」を勝ち抜くために実践した、縦型図解投稿の裏側にある高速PDCAサイクルを解説。何者でもない1人の母親が、信頼のきっかけとなる数字を掴むための戦略を余すところなく語っていただいた。全4回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「フリーランスの稼ぎ方大全」
目次
スキルを学ぶために「立ち止まる」のは最大のロス。走りながら試行錯誤する重要性
在宅ワークの世界に飛び込もうとする人が陥りがちな罠があります。それが、「まずは完璧にスキルを学んで、自信がついてから案件に応募しよう」という考え方です。
はっきり言いますが、スキルを学ぶために立ち止まってしまったら、今の時代、一瞬で置いていかれます。
特にAIをはじめとするデジタルツールの進化スピードは、目を見張るものがありますよね。昨日までの常識が、明日には全く通用しなくなるような世界です。それなのに、お勉強モードのまま机の上でインプットを続けて「完璧になったら始めよう」なんて思っていたら、いつまで経ってもスタートラインにすら立てません。
学ぶために立ち止まるんじゃない。「走りながら、試行錯誤していく」。これしか、本物のスキルを身につける方法はありません。
私自身、最初からCanvaで完璧な図解が作れたわけではありません。1投稿300円の案件を必死にこなしていく中で、「どうすればもっと見やすくなるだろう?」「どうすればクライアントの期待に応えられるだろう?」と、実務という全力疾走の真っ最中に、頭をフル回転させて試行錯誤を繰り返してきたんです。
失敗するかもしれない、と不安になる気持ちはよく分かります。でも、人間って、ちゃんとした「本番の打席」で失敗を重ねるからこそ、痛みを伴って本当の知識を血肉にできるんですよね。教科書を100回読むよりも、1回の実務でクライアントからフィードバックをもらう方が、100倍成長できます。
インプットとアウトプットを同時に行う。走りながら学び、その場で軌道修正していく。このスピード感とスタミナさえあれば、未経験からスタートしたって、いくらでも後からクオリティを追い抜いていくことができるんです。
過去の常識はゴミ箱へ。前提にとらわれず、常に「今の最適解」を探し続ける
そして、走りながら試行錯誤を続ける上で、私が一番大切にしているスタンスがあります。それは、「過去の前提にとらわれずに、常に今の最適解を模索する」ということです。
人間って、現状維持が大好きな生き物ですから、「今までこうやってうまくいってきたから」「前はこれが正解だったから」という過去の成功体験にしがみつきたくなるんですよね。でも、前提ばかりにとらわれすぎていると、時代の変化に対応できず、結果として大きな時間をロスすることになります。
少し前なら、「Xのフォロワーを増やすには、こういう文章構成が鉄板だ」と言われていたルールが、アルゴリズムの変化によって一瞬でゴミ箱行きになる。そんなことが日常茶飯事の時代です。
だから私は、自分のやり方に固執しません。
「ちょっと前まではこれが正解だったけれど、今、目の前にある事実にとっての最適解は何だろう?」と常に客観的に見極め、フラットな状態で選択し直すようにしています。この考え方は、仕事の進め方だけでなく、私の人生や働き方の選択においても、すべての土台になっています。
少し前にSNSで、「フリーランスを続けるべきか、それとも会社員に戻るべきか」という話題が盛り上がっていたことがありました。そんなときも、私は「フリーランスだから良い」とか「会社員は自由がない」なんていう固定観念で語る必要は一切ないと思っています。
自分が置かれている家庭の状況、子どもの年齢、自分の体調、そして時代の流れ。そうしたあらゆる要素を天秤にかけた上で、「今の自分と家族にとって、選べる限りの最高の最適解は何なのか」をフラットに決めて、進んでいけばいいだけなんです。
過去のルールや、誰かが決めた前提に縛られる必要はありません。自分の手が届く範囲から少しずつ、変化を恐れずに走りながら試行錯誤を続け、その時々の「今の最適解」を選び取っていく。このしなやかなマインドセットこそが、5年間で私の人生を180度ガラリと変えてくれた、最強の武器だと痛感しています。