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全国の人脈だけで利益を生む「特化型スモビジ」の正体…スモビジ初心者に必要な初期投資はいくらなのか

全国の人脈だけで利益を生む「特化型スモビジ」の正体…スモビジ初心者に必要な初期投資はいくらなのか

「副業で稼ぐなら、まずは大きく張った方がいい」「店舗を買収すれば、最初から売上が立つ」——そんな言葉に惹かれる人も少なくないかもしれません。

 しかし、スモールビジネス情報メディア「ビズライブラリー」を運営し、100人以上のスモビジ経営者に取材してきた海保堅太朗氏は、「初心者ほど初期投資の大きい事業に手を出してはいけない」と語ります。

 今回は、海保氏が100人超の経営者取材から見出した、初心者が勝ちやすいスモビジの共通点と、逆に手を出すべきではない事業の特徴を聞きました。全5回の第1回。

 みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に 令和の稼ぎ方新常識」

目次

100人超の経営者を取材して見えた、スモビジのリアルとは

 私はもともとプロミュージシャンをやっていて、2011年に音楽系のスタートアップを起業したのが経営者としてのキャリアの始まりでした。そこからVCに資金調達をして、いわゆるスタートアップ的な経営も経験しました。

 ただ、6年ほどやったときに「自分の適性はこっちではないな」と感じたんです。そこで外部株主の方々の株をすべて買い戻し、今でいうスモールビジネスのような経営スタイルに切り替えました。現在は3つの会社を経営しており、そのうちの1つが「ビズライブラリー」というスモールビジネス情報メディア兼コミュニティです。

 ビズライブラリーでは、いろいろなスモールビジネス経営者にインタビューした記事を出したり、サブスク会員同士の交流を作ったりしています。メディアとして正式に取材した経営者は100人以上。個人的に話した人まで含めると、数百人にはなると思います。

 取材してきた方々は本当に多様です。ただ、私たちのメディアの性質上、急成長を狙って大きなリスクを取るスタートアップ経営者というよりは、自己資本で堅実に利益を出している方が多いです。

 売上規模も幅広く、小さい方だと年間数百万円、大きい方だと年間10億円ほど。業種としては、コンサル、マーケティング支援、人材サービス、教育、スクールビジネスなどが比較的多いです。

経営者取材100人越えのスモビジ起業家が語る「印象に残ったスモビジ」

 取材していて印象に残っている事業はいくつもあります。たとえば、エンジニア出身の経営者が運営している資格試験勉強用アプリの会社です。

 その方は、特定の資格に合格するためのアプリをひたすらリリースしていて、年間数千万円の売上を作っていました。しかも10年ほど長く続いているビジネスです。

 そこで「競合にシェアを取られたりしないんですか」と聞いたら、すごく面白い答えが返ってきました。後発で、よりクオリティの高いアプリや安いアプリが出てくることはあるそうですが、その方のアプリは「高いから信用される」と言っていたんですね。

 普通は安い方が売れると考えがちです。でも、資格試験のように「合格できるかどうか」が重要な領域では、安さよりも信頼感が重視されることがあります。

 価格が高いこと自体が、「しっかりしていそう」「これなら合格に近づけそう」という印象につながる。これは非常に面白いなと思いました。

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この記事の著者
海保堅太朗

Biz library株式会社 代表取締役
プロミュージシャンとしての経験から2011年に音楽スタートアップを創業。最終的にはMBOしてスモールビジネス志向となる。
これまでに20以上の事業経営と100人以上の経営者インタビューを行い、スモールビジネス起業の素晴らしさと、経営ノウハウを体系化して発信している。

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