ニューヨーク時間の23時に賭ける。人気ブロガーJIN氏のFXデイトレ実践術

歴史的な円安水準が続き、個人投資家にとって難しい相場環境となっている現在。「オレ的ゲーム速報」の運営者であり、10年以上のFX歴を持つ億トレーダー・JIN氏もまた、相場の荒波と対峙し続けている一人だ。本記事では、勝率を上げるための取引時間帯の選び方から、経済指標発表時のリアルな立ち回り、そしてプロでさえ陥る「長年やめられないポジション」の罠まで、生き残るための実践術と教訓を赤裸々に語ってもらった。全3回の第2回
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
目次
億トレーダーが取引で見ている、たった2つの時間帯のサイン
「取引する時間帯はやっぱり23時から24時のニューヨーク時間が多いですね。そこでトレンドが転換しやすいので」
日本時間の夜23時から24時は、アメリカ・ニューヨークの市場が活発に動く時間帯と重なる。世界中で最も取引量の多いマーケットが動き出すこの時間は、それまで続いていた値動きの流れ(トレンド)が変わりやすいという。もう1つ、取引を始める前に必ず確認しているサインがある。
「取引前に確認することは、為替のポジションがどれくらい積み上がっているか、つまり個人投資家がどっちにどれくらい賭けているかということと、その日に何か経済指標の発表があるかどうかですね」
「ポジション」とは、買いか売りかの注文を出して保有している状態のことを指す。多くの人が同じ方向に賭けていればいるほど、その逆方向に相場が急に動いたときの反動も大きくなりやすい。
「もう天井だろう」が招いた、痛恨の失敗
「今、円安がどんどん進んでいる状況ですが、7月って結構円安のピークをつけやすいんですよ。7月が天井で、そこから20円落ちたこともありました。今年もそうなりやすいんじゃないかなと思いつつ見ています。夏枯れと呼ばれる時期にトレンドが転換しやすいので、そこで下がったら円高方向への投資を試してみたいと思っています。とはいえ、実際にどうなるかはわからないですけどね」
「夏枯れ」とは、夏場に市場参加者が減って取引が落ち着く時期のことで、この時期に相場の流れが変わりやすいという経験則だ。ただし、こうした経験則は必ずしも当てはまるとは限らない。実際、過去には「もうこれ以上は下がらないだろう」と読んで、トレンドに逆らう逆張りをし、痛手を負った経験もあるという。
「コロナ禍で4000万円損したのは覚えてますね。あと2年前、ドル円が20円下がったタイミングで逆張りをして、切ったんです。あれ、持ってたら今プラスだったんですよね」
もうこれ以上は動かないだろうと逆張りをしても、結果的にはその流れに合わせて買っておいた方が良かった、というデイトレードでよくある失敗だ。この経験を踏まえ、JIN氏は静かにこう付け加えた。
「もう天井だろうと思って売ってると、大変な目に遭いますよ」
経験則を信じすぎることの危うさを、自分自身の損失で証明した。