1日4時間稼働で月収50万円在宅フリーライターの営業戦略「フリーライターになりたいなら、参入障壁が高そうに見える領域こそチャンス」
「好きな場所で、好きな時間に働く」――そんな理想の在宅・フリーランス生活を手に入れ、1日の労働時間を4時間にまで圧縮しながら月収50万円を稼ぎ出すいしかわゆき氏。同氏の働き方の最大の特徴は、徹底的な自己分析に基づいた戦略と、自分の強みを最大限に活かす「高単価な仕事選び」にある。
本稿では、同氏がたどり着いた「人生における仕事のベストな比重」と、これから在宅ワークやフリーランスを目指す初心者に向けての「稼ぐための具体的アクション」を徹底解説。参入障壁の低いクラウドソーシングの落とし穴から、会社員時代の経験がそのまま武器になる「専門性の見つけ方」まで、生き残るためのノウハウを余すところなく語っていただいた。短期連載全3回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「在宅副業、在宅ワークで稼ぐ術」
目次
これからフリーライターになる人へのアドバイス
これから在宅ワークやフリーランスのライターとして稼ぎたいと考えている初心者の方に、今日から始めるべきアクションを一つお伝えするなら、「いきなり独立するのではなく、まずは会社員と同時並行で始めるべき」ということです。
私自身も、会社員をやりながら徐々に副業として仕事の幅を広げていきました。ぶっちゃけた話、会社員との同時並行で音を上げてしまうようであれば、フリーランスとしてやっていくのは結構難しいと思います。
また、「在宅で稼ぐ」という文脈の定石として、「誰でも簡単に稼げる」といった甘い言葉が溢れていますが、そこには注意が必要です。例えば、よくあるクラウドソーシングサイトに落ちている仕事は、正直「誰でも書けるような案件」ばかりです。必然的に単価感も低くなりますし、それではなかなかまとまった収益を上げることはできません。
「誰でも簡単に」を目指すのではなく、むしろ「少し難しい領域」を狙う方が、結果的に稼ぐためには近道だと思っています。まずは自分のこれまでの経歴や、自分だからこそ出せる付加価値は何かを見つめ直し、そこから得意なジャンルをうまく探していくべきです。「誰でも書ける」ジャンルではなく、「自分の知見があるからこそ書ける」ジャンルから入るのが鉄則です。
例えば、会社員としての実務経験があるなら、BtoB(企業間取引)向けのビジネス記事などは書きやすいはずです。一見すると参入障壁が高そうに見えて、「私には無理かも」と敬遠する人が多いのですが、専門用語などは自分で調べればいいだけのことです。ライターの世界では金融系なども相変わらず需要が高いですね。私自身は金融のバックグラウンドはありませんが、ビジネス系の記事を中心に執筆して単価を上げてきました。
「参入障壁が高そうに見える領域」にこそ、稼ぐためのチャンスがあります。自分のこれまでの経験を棚卸しし、「自分にしか書けない記事」を武器にすることが、結果的に単価を引き上げ、自由な働き方を手に入れるための第一歩になるはずです。
1日4時間稼働で月収50万円の売れっ子インタビューライターの生存戦略
私がインタビューライターとして単価を上げるために気をつけている戦略があります。それは「やれる範囲を広げる」ということです。
インタビューライターというと、話を聞いて執筆するだけと思われがちですが、最初は執筆から入ったとしても「こういうこともできますよ」と提案し、クライアントとの打ち合わせに入れてもらうように働きかけます。打ち合わせから参加し、企画提案や質問項目の作成を行い、取材・執筆を経て、その後のタイトルの相談に乗ったり、「新しい連載を立ち上げたいんだけど」という根幹の相談まで受けたりするようになると、「この人に頼んでおけば間違いない」という強い信頼関係が生まれます。取材執筆以外の部分でうまく頼ってもらえるようになると、自然と単価は上がっていくのです。
それ以外にも、撮影も自分が担当できるとアピールしたり、「今月10本記事を作りたい」という大規模な相談に対して、自分一人では無理でも「他のライターとチームを組めば納品できます」とディレクションの部分まで巻き取ったりして、仕事の幅を広げていきました。現在の私の仕事の割合は、インタビュー執筆が3割、編集や広報支援が1割強、残りがnoteなどの創作活動といったバランスになっています。