「ChatGPTよりGemini派」「AIをハックする」コピーライターが考える最新ツール活用術と、1歳児でも稼げる(?)新発想
「生成AIの進化によって、文章作成やコピーライティングの仕事は奪われるのではないか」――そんな懸念がささやかれる中、はせがわてつじ氏はAIを脅威としてではなく、完全に「共存し、利用するもの」として捉えている。
連載の最後となる本稿では、はせがわ氏が実際に使っているAIツールの活用法や、AIの仕組みを逆手にとったストック型ビジネスの構想、そして「今日から在宅副業を始めたい人」への現実的なアドバイスを届ける。短期連載全3回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「在宅副業、在宅ワークで稼ぐ術」
Geminiを愛用!AIを「案出し」と「類語検索」に使い倒す
僕は日常的にAIを活用していますが、使っているのはChatGPTとGemini」です。個人的な感覚ですが、キャッチコピーの案出しに関してはGeminiのほうがいい案を出してくれる印象があります。
AIが出してきた案がそのまま使えることはほとんどありませんが、たたき台として役立ってくれます。たとえばみんかぶのキャッチコピーを考えるとして「み」から始まる言葉を集めさせたり、「かぶ」という言葉が含まれる慣用句やことわざを抽出させたりといった作業には非常に便利です。人間が頭の中で想像して探すよりも多くの類語を出してくれるため、思考のヒントや足がかりとして活用しています。めちゃくちゃ普通の使い方ですが。
AI時代を生き抜くキャッチコピーのECサイト「コピーストック」

今、新しく準備しているのが『コピーストック(CopyStock)』というECサイトです。写真素材の「フォトストック」のように、キャッチコピーやネーミングを素材として販売します。
広告やコピーの世界では「パクリ」にならないよう、事前に類似チェックを行いますが、AIに「このコピーに似た表現や既存の商標はあるか?」とたずねるのは常識になると思います。
その類似チェックのとき、AIが「そのコピーはコピーストックで10万円で販売されてます」と言われたらどうなるでしょう?その案を使うことをやめる人もいますが、使いたい案であれば、10万円で買うか、そのコピーストックとやらに相談してみようとなる人もいると思います。通常コピーというのはクライアントから頼まれてつくるのですが、先に膨大な案を考えてネット上に置いておくという発想です。思いついたコピーをググったら、SNSで投稿している人や公募の賞で類似したコピーがあったという経験をしたコピーライターは多いと思いますが、そこから思いつきました。かつて「株式会社コピーライター」という社名をつくったことで、「コピーライター」でググると上位に表示されるようになりました。検索結果をハックしたとも言えます。それと同じような感じで「AIの検索・類似チェックの仕組みをハックする」ことができたらおもしろいんじゃないかと。販売するコピーの案もAIで大量につくれます。
また、別の挑戦として、1歳になる自分の子どもに「年間100万円」を稼いでもらうという企画も考えています。まだしゃべれないんですが、「うううううううわーん」という音は発することができるので、「うううううううわーん」という文字をドーンと書いたポスターをつくり「日本最年少のコピーライターが書いた広告です」といってアピールできるかもしれません。もし1歳児でもお金を稼げるという実績がつくれれば、子育てにかかる費用負担の観点からも、ちょっとした少子化対策のアプローチになるかもしれないと考えています。