資産6,600万円まで増やして分かった――節約オタクふゆこが実践する「節約・投資・転職・副業」の正しい回し方
見栄を捨てた固定費の削減や徹底した節約術によって「月10万円生活」を確立し、20代で目標の資産1,000万円達成と高配当株投資のスタートを切った第2回。
連載最終回となる第3回では、節約オタクふゆこ氏を資産6,600万円超の準富裕層へと一気に押し上げた「副業の爆発」と「独立への決断」に迫る。
2年半におよんだ副業の「無収益期間」をいかに乗り越え、YouTubeで月収100万円以上を稼ぐに至ったのか。会社員を辞めた瞬間のリアルな資産内訳から、新NISAの波に乗った資産爆増の全貌、そしてこれから資産形成を始める人へ贈る「月100円からの第一歩」をお届けする。全3回の第3回。
2年半の副業「無収益期間」を乗り越え、YouTubeが収益化。

収入を増やすための「副業」は、実は一番苦労した部分です。最初はブログやイラスト、プログラミングなど色々挑戦しましたが、2年半くらいずっと稼げませんでした。
2021年からはYouTubeを始めたのですが、最初の1年間は無収益でしたね。定期的に動画を出しているイメージがあると思いますが、1ヶ月まったく動画を更新しない時もありましたし、勢いで週3回投稿したりと波はありました。自分の気分のままにYouTube配信をしていました。
それでも続けられたのは、「自分発信でものづくりをするゼロイチの過程」自体が楽しかったからです。会社員として誰かに言われたことをやるよりも、自分で企画を考えて進めていくYouTubeが私の性格に合っていたんだと思います。
YouTubeを始めて約1年後、自分が保有していた財務面を重視して選んだ高配当株を紹介する動画が大きく伸びました。その頃にチャンネルも収益化の条件を満たし、ようやく副業として月10万円ほどの利益が出るようになったんです。
29歳・資産1,000万円。「5年は暮らせる」と計算して会社を辞めた
副業のYouTubeで月に10万円ほどの利益が出始めた頃、本業の会社での人間関係が原因でうつ状態になり、1ヶ月休職しました。その休職期間は、今後のキャリアプランを落ち着いて考え直すいい機会になりました。「本当に会社員のままでよいのだろうか?」と自問自答する中で、気持ちとしてはYouTubeでの活動に挑戦したいという思いが勝っていたんです。
当時、29歳でちょうど資産1000万円を達成していました。内訳は現金が約200万円、インデックス投資や高配当株などが約800万円です。仮に株価が暴落して投資資産が半減したとしても、投資の400万円と現金の200万円で合計600万円は手元に残る計算になります。当時の私は節約生活が身についており、月の生活費は10万円に抑えられていたので、最悪のケースでも60ヶ月(5年)分の生活費が確保できていました。
もちろん、YouTubeで月10万円ほど稼げていたとはいえ、会社を辞めることへの不安はありました。ただ、「数年間挑戦して、うまくいかなければもう一度就職すればいい」と考えると、人生を賭けた一発勝負ではないと思えたんです。こうして2022年5月に会社を退職し、YouTubeを軸に独立することを決めました。
新NISAの波に乗り、資産は一気に数千万円規模へ
会社を辞めてから1年ほどは収益が横ばいでしたが、2023年後半、新NISA開始を控えてNISAへの関心が急速に高まり、私が過去に出していたNISA関連の動画と視聴者の需要が見事に重なって、再生数が急激に伸びたんです。この機会を逃すわけにいかないと、それからNISA関連の動画をたくさん出しました。その後、証券会社からの案件動画なども増え、月に100万円以上の収益が安定して継続するようになりました。
そこから資産額も一気に増え、前年まで1000万円だった資産が1年で2000万円になりました。さらに最近では、30歳から31歳の間に資産が2000万〜2500万円ほど増えています。株価の値上がりもあり、これまでの投資の累計リターンは約2700万円に達しています。
ここまで読むと、私の資産が大きく増えた最大の理由は、YouTubeが伸びたことだと思われるかもしれません。もちろん、事業収入が増えたことは大きな要因です。ただ、YouTubeだけで現在の資産を築いたわけではありません。