割安株投資中心のプロポーカープレイヤーが兼業投資家にすすめる「ポジション管理」攻略
プロポーカープレイヤーの木原氏は、6月の世界的なポーカー大会で優勝するほどの実力者だが、国内にいる際は専ら投資を行っている。
スキャルピングや短期取引スタイルではなく、割安株への投資が中心の木原氏だが、大会参加中は投資ポジションをどのように管理しているのだろうか。木原氏の大会期間中のポジション管理方法は、兼業投資家にとっても大いに参考になるだろう。インタビュー連載全3回の第2回。
ポーカー大会期間中のポジションに対する考え方
ーー国内にいる時はほぼ専業投資家の木原さんですが、今年優勝した米国のポーカー大会には毎年出場されています。木原さんはスキャル・デイトレのような短期投資家ではありません。ポーカーの大会に出場する際は、ポジションはどうされるのですか?大会前はポジションをゼロにして参加されるのでしょうか?
大会の参加前にポジションはゼロにしませんが、ポジションを落としてレバレッジを1.5倍程度にして参加します。レバレッジ1.5倍でも高い、という方もいますが、私は基本的に値動きが小さい銘柄が中心であり、1.5倍程度なら問題ありません。そして大会の参加中は、相場の確認はするものの、取引口座にログインできない状態にしています。
ーー取引しないだけではなく、口座にもログインしないのですか?
そうです。だから大会の期間中は資産がどうなっているかも分かりません。保有株がどうなっているかを株探で見る程度です。
大会期間中に株式投資から離れられるポジションの秘訣
ーー米国のポーカー大会に出場の際もポジション自体は維持されるのに、なぜ口座情報を見なくてもよいのでしょうか?
そもそも個人のリスク管理として、取引はパソコンからしか行いません。また、値動きが大きい大型株は処分してポジションを減らし、値動きが小さい株だけを残して米国に行きます。多少の金額の上下があっても破産リスクがないのであれば口座情報を見る必要性自体がありません。
兼業投資家におすすめの投資方法
ーー個人投資家のほとんどは兼業投資家です。兼業投資家の中には、トイレで取引するなど保有ポジションが仕事中に気になって仕方ない方もいます。そんな方の中には、今年の上昇相場で損している人もいます。木原さんのスタンスは兼業投資家の投資スタイルの1つの理想型ですね。
兼業投資家の場合、まず3か月とか1年ほったらかしにできるポートフォリオを持つという意識がよいと思います。国内での資産運用という観点ならTOPIX連動型の投資信託、そして追加でオルカンやS&P500に投資してそのままにしておけば良いでしょう。オルカンが人気ですが、海外型の投資信託1本ではなく、日本で生活している訳ですし、国内のTOPIX連動型にも目を向けることをお勧めします。
ーー国内型は日経平均連動型ではないのですか?
日経平均は国内株式市場の全体像を示す指数とは言えません。現在は半導体銘柄中心の指数になっているため、国内の株式市場全体の状況を表す指数ならTOPIXです。もちろん日経平均でも良いのですが、日経平均は半導体への比重がとても大きい指数となっている点は注意が必要です。