保険の見直しだけで年間84万ゲットした女性のカラクリ…!絶対にやめた方がいいゴミ保険とは

年を重ねていると、気が付いたら色々な保険に入ってしまっていた、ということはないだろうか。みんかぶマガジンの家計簿相談連載でお馴染み、ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏がゴミ保険の見極め方を解説するーー。
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家計の見直しは「生命保険」から
物価の上昇が継続していることから家計を見直す世帯が増えているように感じられます。支出を見直す際には支出額が毎月増減する「変動費」を削減するケースが多いようですが、残念ながら変動費を削減しても支出は大幅に変わるものではありません。水道光熱費や食費などの削減はやった感があるものの支出減の効果は大きくないのです。
ドラスティックに支出額を減らすのであれば毎月一定の金額で出て行く「固定費」に手をつけた方が効果は大きいのです。固定費、中でも見直しを行いやすいのが生命保険の保険料といえるでしょう。生命保険の保険料は、家計支出に占める割合は大きなものではないケースもあるうえ、また保険を辞める、あるいは減額するなどの見直しを行うとそれまで払い込んだ保険料が全額戻ってこないことから「もったいない」という意識が働き手を付けようとしないのです。
日本人は横並び意識が強いことから、自分(我が家)だけ保険に入っていないと不安に思ってしまう点も保険の見直し踏み切れない要因ともいえるかもしれません。ただ、人と同じ事をやっていれば安心かもしれませんが、その行動は必ずしも家計にプラスとはならないのです。