みんかぶプレミアム:特集『丸わかり中国経済』

丸わかり「紅い大国・中国経済」…習近平独裁継続、米中戦争、世界大崩壊
鄧小平の「改革・開放政策」以来、この30年で一躍、世界経済の主役へと躍り出た中国。だが、ここ数年は、時代に逆行した習近平政権の強権化路線によって、西側諸国との摩擦は深まる一方。今年に入ってからも、ロシアのウクライナ侵攻や台湾を巡る米中対立が拍車をかけ、日本人の対中感情は最悪水準に達しつつある。
でもちょっと待った。私たちはこのまま、中国から距離を取っていっていいのだろうか? かつて、「アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪をひく」と言われたが、今の日中経済も同様だ。実際、1990年代以降、この国には多くの日本企業が製造工程を依存しているし、今や売り上げの多くを「世界の市場・中国」で上げている企業も少なくない。
奇しくも今年は「日中国交正常化」から50年。私たちは この“近くて遠い”隣国とどう向き合っていくべきなのか。みんかぶプレミアム特集「丸わかり中国経済」では、9月15日から24日までの全10回にわたって、中国への造詣が深い有識者たちとともに、10の視点で読み解いていきたい──。
#1 竹中平蔵「中国との経済安保、規制厳しくしてはいけない」…「もう終わり」と言われ続ける中国が今も成長をしている理由
【第1回 日中関係:編】9/15(木)公開(無料!)…経済学者 竹中平蔵
いよいよ1カ月後に迫った5年に1度の共産党大会。3期目続投確実と言われる習近平政権だが、この10年間、中国はどのような変化をしたのか。前・胡錦濤政権から中国の動きを観察してきた竹中平蔵さんが、アメリカと並ぶ大国へと躍り出ようとする中国の近年の動向と、今後の付き合い方を説く。
▼全く違う、胡錦涛と習近平の外交スタンス
▼習近平の10年間は歴史的なトランジションへの移行期間
▼自由な貿易から経済安全保障を踏まえた貿易に

#2 紅い中国軍が攻めてくる…日本は必然的に直接攻撃される! 日米台が勝つただ一つの方法
【第2回 台湾有事:編】9/16(金)公開 …国際政治学者 渡瀬裕哉
ペロシ下院議長の訪台によって一躍、現実味を増した「台湾有事」。私たち日本人は、もはや、ウクライナの惨状を遠い国の出来事と考えることはできない。鋭い分析眼で、国際政治の本質を照射しつづける気鋭の国際政治学者・渡瀬裕哉さんに、台湾有事発生時の予測と、中台関係の今後を解説してもらう。
▼台湾有事に対応できない日本の安保法
▼台湾有事が発生したら、常に日米は後手に回る
▼中国に勝つただ一つの方法、それは‥

#3 中国株「爆発前夜の絶好チャンス到来」…来たぞ共産党の”超刺激策”、空前絶後のバーゲンセール
【第3回 中国株投資:編】 9/17(土)公開 …投資アドバイザー 戸松信博
2005年から2007年にかけて中国株は空前の株価上昇に沸いた。あの熱狂はもう二度と訪れないのか。いまやピーク時の半値近くに下落している中国株だが、だからこそビッグチャンスがあると語るのは、我が国の中国株投資のパイオニア、戸松信博さんだ。激動の国際情勢の陰で芽吹く絶好のチャンスを見逃すな!
▼1年半下落基調が続く香港・ハンセン指数
▼世界の金融引き締めに反して金利緩和を続ける中国は投資家の味方か
▼いま、最も狙い目の意外なセクターとは

#4 日本の中国進出「最終結論」判明! 14億人市場「ボロ儲け企業」と「大損失企業」の決定的な違い
【第4回 日本企業の対中ビジネス:編】 9/18(日)公開 …みんかぶマガジン編集部
「世界の工場」として成長した1990年代、「世界の市場」として世界経済の主役へと躍り出た2000年代。だが今、中国経済は大きな曲がり角を迎えている。チャイナリスクが拡大する中、日本企業は、この成長途上の14億人市場をどう捉えればいいのか。企業の対中ビジネスの行方は?
▼ウクライナ、ロックダウン、台湾有事…逆風続く日中ビジネスの現状
▼西側諸国の常識が通用しない中国ビジネスの難しさ
▼中国で成功する企業もあれば、中国以外で成功する企業もある

#5 10年で一気に孤立した中国・習近平が、陰で日本に”土下座”している本当の理由…頼りになるのは日本だけだった
【第5回 中国共産党と習近平:編】 9/19(月)公開 …中国政治学者 柯隆
長老たちの意見が政治の将来を決める「北戴河会議」という不思議イベント。全く違うことを説くトップとナンバー2。他国に嫌われる大中華思想の尊大さ…。西側先進国の価値観では理解できない大国・中国の政治構造と今後の課題を、中国政治のエキスパート・柯隆さんが分かりやすく解説する。
▼世界から孤立する中国、その原因は「傲慢さ」
▼習近平の続投阻止は不可能なのか。できるとしたらいかなる場合か。
▼3期目の習近平を待ち受ける試練とは?

#6「中国本土を攻撃できる兵器開発を!」の声も 中国離れが加速する台湾…好戦ムードで問われる日本の覚悟
【第6回 台湾人の中国観:編】 9/20(火)公開 …ジャーナリスト 野嶋剛
ロシアのウクライナ侵攻以来、「次は台湾」と言われてきたが、実際に台湾の人々は、現在の国際情勢の急変や、大陸・中国に対してどのような感情を持っているのか。ジャーナリスト・野嶋剛さんが、ペロシ訪問以来1カ月の台湾滞在で現地の人々の本音を探る。
▼ペロシ訪問をなぜ台湾の人々は熱烈に歓迎したのか
▼中国の威嚇に対して台湾の人々が見せた反応とは
▼戒厳令を知らない世代が何より大切にするのは「自由」

#7 第3極インドが主導する「シン・世界秩序」で日本が求められる重要な役割…西でも東でもない
【第7回 インドと中国:編】 9/21(水)公開 …国際経済アナリスト スィンハ・サンジーヴ
10億以上の人口を抱え、ユーラシア大陸に広大な国土を有し、戦後は西洋諸国の後塵を拝しながら近年、急成長を続ける大国同士。共通点の多いインドと中国だが、両国の関係は日本人には理解しづらい。日本文化に精通したインド人国際経済アナリストが、世界の第3極・インドの視点で中国、日本、そして世界観を語る。
▼分断続く世界で存在感を高めるインド
▼軍事面では緊張関係、だがビジネスでは相性抜群のインドと中国
▼世界はNATO対BRICsの対立に突入していくのか

#8 ルポ池袋チャイナタウン…日本人との軋轢、マフィア抗争、豊島区の10人に1人は中国人「ガチ中華の本音」
【第8回 在日中国人の本音:編】 9/22(木)公開 …ルポライター 廣瀬大介
2000年代初頭、東京・池袋の一角に、在日中国人たちが集まり、独自の文化圏を形成し始めた。通称「池袋チャイナタウン」。バイオレンス小説さながらの混沌の時代を経て、いまや東京の新名所として定着したこの街の住人たちの本音に、気鋭のルポライター・廣瀬大介さんが迫る。
▼歌舞伎町浄化作戦で池袋に中国人が集結
▼「不夜城」のような状況から日本社会との共存へ
▼天安門事件を知る世代と豊かさの中で育った世代

#9 国葬と日中首脳会談を結ぶ”不都合な真実”…「何がなんでも実現しないといけないのだ」
【第9回 日中首脳会談:編】 9/23(金)公開 …政治ジャーナリスト 田中良紹
なぜ、中国はこの時期に秋葉外務次官を呼んだのか。なぜ、岸田首相は安倍元首相国葬を9月27日に設定したのか。なぜ、安倍派の反対を押し切って林外相を留任させたのか。日本政治の裏側を取材し続けるベテランジャーナリスト・田中良紹さんが、日中国交正常化50周年首脳会談実現へ向けた両国の舞台裏を解き明かす。
▼外務省トップ・秋葉剛男氏訪中「膝づめ7時間会議」の中身
▼安倍元首相「国葬」日程決定の陰にあった岸田首相の思惑とは
▼実現間近? 日中首脳会談交渉の舞台裏

#10 5年以内に習近平体制崩壊! 「中進国の罠」にはまった共産党、経済成長が止まった瞬間に「チャイナは消える」
【第10回 中国の近未来:編】 9/25(日)公開 …長期投資家 澤上篤人
みんかぶプレミア特集「丸わかり中国経済」のフィナーレは、さわかみファンド創設者の澤上篤人さんに登場いただき、中国の近未来について“一筆両断”に語ってもらう。長期投資家として、世界の動向の二歩先、三歩先を読み続けてきた眼には、中国経済の現状と今後はどのような姿に映っているのか。
▼隠れ債務増大でハードランディング間近
▼もし、世界のマネーが中国から引き上げたらどうなるか
▼習近平政権は5年以内に崩壊する可能性も。本気で中国市場開拓を目指すなら…
