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意外…中受プロ「OB・OGが子どもを入れたがるエスカレーター校」早稲田、慶應、青学だけじゃない!

 中学受験上位層には2つの受験傾向がある。1つは「御三家」や「渋幕」「渋渋」を頂点とした「進学校を目指すパターン」。そして、もう1つが「早慶・GMARCH」などの有名大学附校の「エスカレーター校を目指すパターン」だ。

「同じ中学受験でも、進学校を目指すのか附属校を目指すのかによって、受験者層も学習スタイルもかなり異なります。賢く選んで、より良い学校選び、効率的な勉強につなげてほしい」

 そう語るのは進学塾「VAMOS」代表の富永雄輔氏だ。

 大学附属校の魅力は「大学までエスカレーターで行ける」だけではないと富永氏は力説する。

「進学校は大学合格実績を上げるために、日々切磋琢磨しています。その一方で、大学附属校は受験勉強が必要ありません。その分、どのような教育を行っているのか、もっと広く知られるべきだと思います」

 外からは見えない大学附属校の魅力とは。OB・OGたちはなぜ母校に子どもを入れたがるのか。そして、進学校と大きく異なる合格アプローチとは・・・。「中受のプロ」である富永氏が解説する。

目次

伝統校人気は健在、新たな附属校の偏差値は上昇傾向

 関東の中学受験で人気なのは、「早稲田」「慶應義塾」「明治」「青山学院」「立教」「中央」「法政」「学習院」といった有名大学の附属校です。これらの大学は中高大の一貫教育の歴史が長く、生徒のほとんどがそのまま大学まで進学します。

 人気最上位に位置しているのが「早稲田」や「慶應義塾」の附属校で、これらの学校は偏差値で「御三家」に並ぶレベルです。受験される家庭の中には、学校愛が強い方が多く、「第1志望は慶應普通部、第2志望は中等部、第3志望は湘南藤沢中等部です」というようにまったく「ブレない」方が多いです。

 次に人気なのが「明治大学明治」「中央大学附属」「立教女学院」「法政二中」といったGMARCHの附属校です。難易度は四谷大塚偏差値で「55〜60前後」の学校が多いです。

 ここまで紹介した学校は、内部進学率は「80〜90%」と高く、希望者はほぼ全員が大学に進学できます。

 一方で最近、大学附属校となった学校も人気を集めています。
 「中央大学横浜」(旧横浜山手女子)や「明治大学世田谷」(旧日本学園、2026年校名変更)が注目を集めていますし、「香蘭女学校中」も2024年度から立教大学への内部進学枠が100%相当となり偏差値が上昇傾向です。

 内部進学に際して、比較的自由に大学の学部を選べる学校もありますし、成績上位でないと人気学部に進学できない学校もあるので、入学前には下調べが必要です。 

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