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「常にプランBを持っておく」投資歴30年の著名投資家が徹する負けにくい場面で買う「エントリー術」

(c) AdobeStock

 株式投資歴30年を誇り、理論株価を用いた分析で多くの個人投資家に影響を与えてきた、はっしゃん@株Biz(@trader_hashang)さん。

 今回は、理論株価の活用方法などを詳しく伺いました。インタビュー全2回の第2回。

目次

トランプ相場も冷静に見る姿勢

ーー今年は米国トランプ大統領の発言でマーケットも荒れていますよね。はっしゃんさんの成績はいかがですか?

 4月の関税ショック暴落ではマイナスになりましたが、その後は元に戻ってきたのでプラスに転じています。長期投資家としては、株価が一時的に下がっても、「勝手に下がって勝手に戻っただけ」という印象です。

また「下がった時に買ったのか?」というと、今回の下げ方は中途半端で、買うほどには下がらなかったので、特に大きなアクションは取っていません。

ーー“買える価格まで下がったかどうか”の判断は、どのような基準でされているのでしょうか?

 これは日経平均などの指標にもよります。たとえば、今回のトランプ相場では「日経平均のPBR(株価純資産倍率)1.15倍が壁だ」と言われていました。しかし、私が実際に“買いを意識”するのは、PBR1倍の水準です。

 コロナショック(2020年)の時は、PBR1倍割れで、割安だと判断できました。今回はそこまでではなかったため、手は出していないということです。

 また、私はそれらに加え、「理論株価」と「配当利回り」を重視しています。

理論株価だけを見ていれば勝てるのか

ーー理論株価を見て「割安だ」と思った銘柄に投資すれば勝てると思いますか?

 割安“だけ”では勝てません。なぜなら私は「未来はわからない」という前提で市場を見ているからです。

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