なぜ「浦和カルエ」7月開業でマンション相場はさらに狂乱するのか…坪単価500万時代のリアルと、穴場物件を見つけ出す極意を大公開
都心への抜群のアクセスと、同質性が高く落ち着いた教育環境、そして駅前のコンパクトな商業利便性——これらが高い次元で融合し、子育て世代から圧倒的な支持を集める埼玉県さいたま市浦和エリア。今年7月には駅前大規模再開発施設「浦和カルエ」の開業を控え、街のポテンシャルはさらに高まる一方で、マンション価格は坪単価500万円、1億円超えの物件が続出するなど、相場はかつてない高騰を見せている。
急激な価格上昇と人口流入の裏で生じている街の課題とは。そして、世帯年収1,000万円超えのパワーカップルが陥りがちな「額面年収の罠」とは何か。自身も都内から浦和への移住と住み替えを経験し、実需の目線で浦和エリアの不動産事情に精通する浦和ゆーすけ氏に、過熱する浦和相場のリアルと、予算の壁を突破するための実践的な指値テクニックについて語ってもらった。全5回の第1回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐーーシン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
「商業・交通・治安」の妙。なぜ浦和にこれほど人が集まるのか
皆さん、こんにちは。浦和ゆーすけと申します。私は数年前、第一子の誕生を機に家探しを始めました。当初は都内で探していましたが折り合いがつかず、最終的に妻の実家との兼ね合いなど含めて、埼玉県の浦和で3LDKのマンションを一次取得しました。その後、第二子が生まれて家族4人になり手狭になったため、現在は同じく浦和エリアの中で、広さを確保できる一戸建てへと住み替えをしています。
今回は、実際に街に住み、ライフステージの変化を経験してきた「実需の目線」から、現在の過熱する浦和のリアルな街事情と、その裏にある相場の構造についてフラットにお話しできればと思います。
私が浦和で駅近のマンションを購入した当時、すでに周囲からは「今の相場は高すぎる」と言われていました。しかし、蓋を開けてみれば、浦和の相場はそこからさらに上昇を続けています。全国的な少子高齢化や人口減少が叫ばれる現代において、なぜ浦和だけがこれほどまでに強い引き込み線を持っているのでしょうか。私はその理由を、「商業利便性」「交通利便性」「治安・教育環境」という3つの要素が、非常に高いレベルで掛け合わされている街だからだと分析しています。
まず交通面を見れば、東京駅まで25〜30分圏内という抜群のアクセスを誇りながら、湘南新宿ラインの恩恵で新宿・渋谷方面へも一本で出ることができます。この「都心の東側にも西側にもアプローチしやすい」という交通の妙は、大企業に勤めるビジネスマンにとって大きなメリットになり得ます。数年おきに都内でのオフィス移転や異動があっても、浦和に腰を据えていれば通勤の利便性がほとんど崩れないからです。
そして、駅前には伊勢丹やパルコといった商業施設がコンパクトに集約されており、日々の買い物は徒歩圏内で完結します。さらに、一歩路地に入れば落ち着いたファミリー層が数多く暮らす、同質性の高い安心感のある住宅街が広がっています。新興の湾岸再開発エリアが持つ「整然とした綺麗さ」の魅力とはまた異なり、、地域のおじいちゃん、おばあちゃん、現役世代のボランティアが一体となって朝の交通整理やPTA活動に励むような、歴史ある温かいコミュニティが育児を支えているのも大きな魅力です。
この3拍子がここまで高いレベルで揃っている街は、首都圏を見渡してもなかなか見当たりません。だからこそ、県外からの移住組を含め、多くの子育て世帯が「まずは浦和で」と集まってくる傾向があるのだと思っています。