「7億円で会社売却」した起業家が語る、副業・スモビジで独立する前に絶対やるべきたった1つの確認
「副業を始めたいけれど、自分には人に誇れるような専門スキルがない」――そう足踏みしている会社員は少なくない。しかし、2024年に自社事業を7億円で売却し、現在総資産20億円を築き上げた起業家・わさびのくりやま氏は、「AIの進化によって非エンジニアでもフラットに戦える最大のチャンスが到来している」と語る。
本連載では、特別なスキルを持たない普通の会社員が、世の中の「情報格差(リテラシーのギャップ)」を埋め、AIを最強の武器にして手堅く稼ぐための実践的なスモールビジネス戦略を全3回にわたって徹底解説。
プラットフォームでの買い叩きやライバルとの価格競争から抜け出し、確実な実利を積み上げて将来の大きな資産形成へと繋げるための「令和の生存戦略」を、同氏のリアルな経験則をもとに余すところなくお届けする。全3回の第3回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
1回目の起業で学んだ手痛い教訓
今でこそ僕は多くの資産を築くことができましたが、最初からすべてが順風満帆だったわけではありません。実は学生時代に挑戦した1回目の起業では、手痛い「失敗」を経験しています。
当時、僕が最初に立ち上げたのは「個別指導塾」でした。なぜ塾を選んだのかというと、学生時代に塾のアルバイト経験があったからという、ある意味安直な理由でした。「自分に経験がある領域だから、手の出しやすい方法だしうまくやれるだろう」──副業やスモビジを始める多くの会社員と同じような思考回路です。
ですが、結果はビジネスを軌道に乗せることができず、志半ばでその会社を閉じることになりました。
今振り返って分析すると、失敗した理由は明確です。僕は「顧客が本当に求めているもの」をまったく理解していなかった上に、ビジネスを成長させるためのマーケティングや集客の経験も知識も完全にゼロだったからです。どれだけ「自分に経験がある領域」だと思い込んでいても、商売の本質や顧客獲得の構造が見えていなければ、スモビジはあっけなく失敗するということを身をもって学びました。
独立か、副業のままか?会社員を辞める前に絶対必要な覚悟
副業で月5万、10万と稼げるようになってくると、多くの人が「会社を辞めて、このビジネス一本で生きていこうか」と考え始めます。もしあなたがその転換点に立っているのなら、金額的な問題よりも前に、自分に「ある覚悟」があるかどうかを胸に手を当てて確認してほしいのです。
それは、サラリーマンではなく「ビジネスオーナーとして生きるマインドの覚悟」です。
なぜなら、月に200万円稼げていたとしても、そのスキルや手法は時代の変化とともに確実に、そして猛烈なスピードで陳腐化していくからです。事業主として生きていくということは、今稼げているモデルにしがみつくことではありません。常にアンテナを張り、新しい収益の種や儲けの種を自分から泥臭く探し続け、作り続けなければならないのです。
もし赤字を出さないために「最後はドブ板営業でもなんでもやる」という覚悟がないのであれば、無理に独立せず、会社の給料というセーフティネットを持ったまま、副業の枠内でコツコツと稼いでいた方が精神的にも安全です。独立というスタートラインに立つ前に、自分のマインドセットが本当に切り替わっているかを見極めること。これが負け戦を避けるための大前提です。