年収1500万でも「私の給料ベース」で暮らす理由。医師妻が実践する堅実すぎる家計と新NISA戦略

年収1500万円の医師と結婚したとなれば、誰もが華やかな「セレブ生活」を想像するかもしれない。しかし、ゆきこ氏夫婦が選んだのは、驚くほど地に足のついた質素で堅実な暮らしだった。
生活水準を上げるどころか、「妻(年収400万)の収入ベース」で家計をやりくりし、浮いた資金は新NISAへ満額投資。万が一の事態に備えた徹底的なリスク管理と、医師というハードな職業を支える裏側のリアルについて、ゆきこ氏に詳しく語っていただいた。短期連載全4回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「婚活成功で高年収家庭を目指す」
「いつでも仕事を辞めていい」と言える家計づくり
夫は年収1500万円の医師ですが、私たちの生活は至って質素です。実は、我が家の生活水準は「私の収入(年収400万円程度)」をベースにして設定しています。結婚前に家計の話し合いをしたときに、私から提案しました。
生活費自体は私の水準に合わせて夫が支払ってくれていますが、家計をインフレさせないことを大切にしています。
なぜそこまで抑えているのかというと、理由が2つあります。1つ目は、夫の仕事が本当にハードだからです。「来月辞めたい」に「どうぞ」と返せる家計にしておきました。今のところまだ「来月辞めたい」は発動していませんが、もしその日がきても積立を止めれば生活は回ります。
2つ目はNISAです。生活をコンパクトにしておくことで、夫婦2人分の新NISAの枠を満額埋めることができます。夫の分は夫の口座、私の分は私の口座。銘柄はオルカン一本。面白みのない運用ですが、それでいいと思っています。
私も独身時代から新NISA(旧NISA含む資産運用)を細々とやっていましたが、事務員の給料では満額埋めるなんて到底できませんでした。結婚してからは生活費を抑えている分、入金額がぐっと上がりました。
結婚後一番高い買い物は「100万円未満の指輪」
「せっかくお金があるなら、ブランド物が欲しくならないの?」と聞かれることもありますが、私自身もともとあまりブランド品に興味がありません。職場は普通のオフィスなので、高価なブランドバッグを持っていくところではありません。同僚には、夫の仕事について「病院に勤めています」とふわっと伝える程度にしています。結婚の前と後で私の生活や服装に一切変化がないので、周りからも特に突っ込まれませんでした。
夫も堅実な性格なので、お互いに「贅沢な暮らしがしたい」といったモチベーションがありません。
ちなみに、結婚後にした一番高い買い物は、私の婚約指輪でした。高級ブランドではなく、デザインが気に入って選びました。「好きなものを選んでいいよ」と言ってくれたので値札を見ないで決めたのですが、結果的に100万していません。夫が私を選んだ理由を聞いてみたのですが、「見た目が好みだったこと」に加えて、「将来設計や価値観が共通していたこと」だそうです。