「何で起業するか」は決まっていなかった。福田恵里が会社を辞めるまでの半年間に試したこと
独立や起業に踏み切れない理由は、たいてい怖さだ。ところが福田恵里氏は、退職を決めた当時を「怖さよりワクワクが勝っていた」と振り返る。退職を決めてから会社を去るまでの半年間、福田氏は何をしていたのか。独立までのリアルを聞いた。全4回の第2回。
みんかぶプレミアム連載「バリキャリ女性社長のワークライフ・ルール」
平日の夜と土日で、作っては壊した。会社員のまま過ごした準備期間の中身
「リクルートに入って2年目くらいのときに、共同創業者の子と出会いました。その子もリクルートだったんですけど、話す中で意気投合して。私がもともとやっていたスクールも知ってくれていましたし、彼女も女性向けの別のプログラミングスクールをやっていたので、一緒にやろうという話になりました」
同じ課題意識を持ち、同じ領域で手を動かした経験がある相手だった。共同創業でよく問題になるのは価値観のずれだが、この二人は出会う前からすでに同じ方向を向いていたことになる。
家族の反応も追い風になった。心配はされたものの比較的早く「頑張れ」に変わり、祖母からも応援のメッセージが届いた。
「怖さは常にあったんですけど、怖さよりもワクワクが勝っていました」
起業を決めてから退職するまでの半年間、福田氏は会社員を続けながら準備を進めた。この期間の使い方が、驚くほど地道だ。
「平日の夜とか土日に、いろんなサービスのアイデアを作っては壊すということをやっていました。本当にいろんな紆余曲折がありまして。韓国で流行っていたフルーツインボトルティーみたいなものをサブスクリプションでやろうという話とか、ギルトフリースイーツやスナックのサブスクをやろうという話とか。世界で流行っているものをいろいろテストマーケティングして、半年くらい何で起業するかをずっと模索していました」