「AIに聞けば大丈夫」は危険? 個人投資家が警告する、投資で失敗しやすい人の特徴
NISAやiDeCoの登場・普及、さらには日経平均株価が盛り上がりを見せている現在、株式投資への関心は高まっている。しかし、投資はリスクがつきもの。投資に向かない人が手を出すと、せっかく稼いだお金を大幅に減らしてしまいかねない。8月28日に発売された『17人の「億り人」を生み出した投資家が教える 投資初心者が「最初の100日」でやるべきこと』(クロスメディア・パブリッシング)の著者で、個人投資家のDUKE。氏に投資に失敗しやすい人の傾向など話を聞いた。全4回の第3回。(聞き手・望月悠木)
みんかぶプレミアム連載「株式投資で億り人に」
「自分で考えない人」がまずカモにされる
――投資に向かない人には、どのような特徴がありますか。
典型的なのは、「自分で考えない人」です。SNSの投稿やネット掲示板の書き込みを鵜呑みにして、その会社が何のビジネスで利益を得ているかもわからないまま、他人の情報だけで株を買ってしまう。自分の頭で考えられない人は、どこかで必ず失敗しますし、大きな損をする可能性も高いと思います。
――最近は生成AIに、考えることを「委託」する人も増えていますが。
個別銘柄について生成AIに聞いてみるのは、時短の方法としては優れたやり方の1つではあります。しかし、AIが調べてくれる内容は多少の正確さはありますが、質問の仕方を変えると答えが大きく変わる。なにより、誤った情報が混ざることも珍しくありません。
AIの回答をそのまま信用するのではなく、あくまで1つの材料として自分でも調べて考えてみる。そのうえで最終的な判断は自分でする、という姿勢が大切です。生成AIに思考を委ね、自分自身で考えられない人では、大きなリスクを負うことになります。決算短信やIR資料といった一次情報を自分で確認するなどして、業績を数字で語れるような人が勝ち組になりやすいです。
――具体的には、どのような失敗パターンが多いのですか。
さまざまです。例えば、「何か上がっているから」と深く考えずに飛びついて高値づかみをするなど、感情に振り回された売買をしてしまう。また、そもそも「どうなったら売るのか」という出口戦略を決めておらず、売りのタイミングを逃してしまい失敗する人も少なくありません。勝てる人は感情を交えず、自身が決めたルール通りに従って機械的に売買を行います。
他にも、投資法をコロコロ変えてしまい、どれも身につかないまま終わってしまう人もいます。どの投資法にも、その相場の向き不向きがあり、絶対に勝てる万能な手法は存在しません。にもかかわらず、「うまくいかないから」とすぐに別の手法に乗り換えてしまうと、どれも上達しないまま、結局は「時間がない」「忙しい」と言い訳をして投資自体をやめてしまう人が多いです。