円安・株高・金利上昇・・・元手250万円→1年で資産数倍の大学生トレーダーが注目するサナエノミクス相場の「生き残り術」
本稿で紹介している個別銘柄:ACSL(6232)、テラドローン(278A)、ティアフォー(593A)、アドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)、川崎重工(7012)、IHI(7013)、三菱重工(7011)、KOKUSAI ELECTRIC(6525)、ティアフォー(593A)
高市早苗政権の経済政策「サナエノミクス」への期待から、円安と株高が一気に進んだ日本市場。2026年6月には「戦略17分野・62品目」への投資促進策の詳細が示され、関連銘柄への関心はさらに高まっています。
大学入学を機に投資を始め、短期の回転売買で着実に資産を伸ばしてきた大学生トレーダーのkaikaiさんは、この相場をどう見ているのでしょうか。
注目する分野や銘柄、年末に向けた日経平均株価の見通し、そしてモメンタム銘柄に安易に飛び乗る危うさまで、短期トレーダーならではの視点でお話をうかがいました。(取材日10月8日)
みんかぶプレミアム特集「サナエノミクスの勝ち方」第5回。
若き大学生投資家が注目する分野
ーー高市政権の経済政策、サナエノミクスに対しては責任ある積極財政や成長投資などが材料視され、マーケットにも少なからず影響を及ぼしています。kaikaiさんはサナエノミクスについて、どんなイメージをお持ちですか。
ひとつの前提として、私は短期の回転売買がメインなので、サナエノミクスだからといって特定の銘柄を戦略的に買うといったことはありません。あくまでもマーケットにあるさまざまな材料のうちの1つという位置づけです。2026年6月24日に高市政権が掲げる戦略17分野・62品目の投資促進策の詳細が発表されて、官民投資の具体的な方向性が示されました。それまではテーマ性を感じていませんでしたが、この詳細を見てから、少しテーマ性を感じるようになったところです。
サナエノミクス自体は17もの戦略が立てられていて、意欲的だと思います。もちろんマーケットにも多大な影響を及ぼすでしょう。すでにその影響は少なからず出ているとも思います。
ーー高市政権の発足によって、マーケットにはどんな影響が出ていると認識されていますか。
円安が一気に進んだこと、日経平均株価が大きく上昇したことの2つが印象的でした。さすがにこれだけ短期間にここまで動くのは「行き過ぎじゃないか」とも思います。相場を見ていると過熱感もあったのですが、今もその相場が続いていることを考えると、これがサナエノミクス相場と呼べるものなのかもしれません。
ーーサナエノミクスでは17の重点投資対象が設定されています。kaikaiさんは、これらのうちどの分野に注目されていますか。
AIや半導体はもちろん、あとは航空・宇宙や防衛産業ですね。これは私だけでなく、多くの投資家が注目しているセオリー通りの分野だと思います。バイオや創薬・先端医療といった分野も含まれていますが、これについては思うところがあって、敢えて対象から外しています。
得意なのは回転売買
ーー多くの投資家が注目している分野ですね。では、こうした分野の中で、具体的にウォッチされている銘柄はありますか。
防衛の中でも、特にドローン関連は注目しています。ACSL(6232)やテラドローン(278A)あたりでしょうか。ただし、このあたりの銘柄は長期で持っていこうというものではなく、短期目線で波に乗っていこうというイメージです。
ーーkaikaiさんが得意とされている回転売買ですね。
こうしたモメンタム系の銘柄は資金が入りやすく流動性も高いので、回転売買に適しています。資金が入るタイミングが分かりやすいのも、投資妙味となっていますね。
このあたりの銘柄でいえば、最近は、自動運転関連銘柄のティアフォー(593A)を短期目線でデイトレードしていました。その他にもアドバンテスト(6857)やレーザーテック(6920)なども、日足的に出来高が盛り上がっている時に回転売買をしていました。
ーー有名な銘柄、モメンタムが盛り上がっている銘柄が多いというのも、kaikaiさんらしいチョイスだと思います。
AIや半導体関連銘柄は出来高が多く流動性も高いので回転売買がしやすく、主要な候補になります。これは短期のデイトレードやスキャルピングをしていくうえで重要なスペックです。