割安株投資で成功! 投資系YouTuberが注目するセクター・銘柄を公開
本稿で紹介している個別銘柄:デンソー(6902)、UBE(4208)、日本電子材料(6855)、ヒューリック(3003)、平和不動産(8803)
2026年も良好な投資パフォーマンスを上げている投資系YouTuberかつを氏は、割安株投資のスタイルで成功を収めている。
かつを氏に注目している投資セクターそして銘柄を聞いた。また投資環境が変化する中で、投資家に対するアドバイスもうかがった。
みんかぶプレミアム特集「サナエノミクスの勝ち方」第3回。
スタートダッシュに成功した高市政権
ーー高市政権が発足して約1年が経過しました。経済面で高市政権をどのように評価していますか?
高市政権は、政権発足後のスタートダッシュはうまくやったと思います。高市総理個人のキャラも明るく、また女性初の総理大臣ということも、うまく作用したのではないでしょうか。株価も上昇して順調なスタートとなりました。しかし、環境が変化しつつあります。
ーーやはり長期金利の上昇などがその理由でしょうか?
長期金利の上昇や責任ある積極財政といった個別の事象というより、もっと大きな環境変化です。高市政権発足時は、まだデフレの面影もある経済状況でしたが、現在は完全にインフレです。その結果、高市政権の発足当初は正しいとされていた、お金をジャブジャブ使う経済政策が、現在では適切かというと微妙です。
インフレ時は全体的にばらまくよりも適切な部分に振り分けることが必要ですが、逆方向に進んでいます。その結果として、長期金利は上昇中です。政権発足時と経済環境が大きく変化しており、当初は歓迎されていた積極財政が向かい風になりつつあります。経済政策を修正しないと、景気にブレーキを掛ける懸念すらあるのではないでしょうか?
ーー円安についてはどのように見ていますか?
160円付近がいったん天井ではないかと見ています。日本だけではなくアメリカも一緒に為替介入をしており、今後は160円は簡単に超えられないでしょう。次に何か大きなイベントがない限り、160円付近の天井は超えられないと考えています。
ただし日米の金利差は依然として広く、原油高に加えてITサービスの赤字による円の流出もあり、基本的な方向としてはゆるやかな円安傾向は変わりません。このような円安圧力もあり、一気に円高へ行くことはないのではないでしょうか。
高市政権の「戦略17分野」で特に注目する2つの分野
ーー高市政権が定める「戦略17分野」についてはどのようにお考えでしょうか?
経済政策とは別に、これらの分野には投資が必要なのでお金は回すべきでしょう。私が注目しているのは以下の2つの分野です。
まずAI・半導体は私が言うまでもないので、その周辺領域としてサイバーセキュリティを取り上げます。まさに現在進行形で個人情報の流出などの問題が発生しており、注目分野です。ただし注意したいのは、サイバーセキュリティに対応できる銘柄は国内では限られているという点です。国家規模の対応が迫られる事態でもあり、グロース市場の銘柄などでは手に負えない可能性もあります。米国には大手セキュリティ銘柄が複数存在していますが、国内では数が限られるのが難点です。
次に防災・国土強靱化です。今年も大きな水害が発生しました。近年の日本は災害が頻発しており、国として手掛けなければならない分野です。また自民党が得意とする分野でもあります。施工を行う建設会社、調査会社、建設コンサルなど、関係する業種が多岐にわたるセクターで上場銘柄も多いです。地味な銘柄が多い反面、投資セクターとして面白いと思います。