企業研究から面接練習までAI活用 複数社から内定の27卒が明かす、面接での「なぜ弊社?」の答え方

100社以上にエントリーし、インターンやOB訪問を重ねても、最後に避けて通れないのが「なぜこの会社なのか」という志望動機と面接だ。「G@27卒」氏は、志望動機を会社の情報だけでなく、自分の経験から生まれた感情まで含めて伝えていた。
さらに、企業研究からES、面接練習までAIを活用。オンライン面接と対面面接、若い面接官と役員クラスでも話し方を変えていた。最終回では、志望動機の作り方からAIを使った面接対策、本番で実際に行っていた工夫まで聞いた。全3回の最終回。
みんかぶマガジン連載「28卒就活 絶対第一志望企業に内定する!」
志望動機で「熱量」を伝えるためにやったこと
志望動機は、ロジックだけで説明しないようにしていて、例えばインフラ企業を受けた時には、東日本大震災を経験してインフラの重要性を実感したことから話しました。日本はエネルギー自給率が低く、海外から技術を持ってくることが重要になっている。その中で、利益に直結しない部分にもお金をかけて取り組んでいることに感動した、と伝えました。
この時は、熱量を強く出して話しました。面接官に、その時の状況を想像してもらうことを意識していたからです。面接では二次、三次と進むほど、「なぜこの企業なのか」を聞かれる場面が増えていきます。その時に会社の情報だけを話すのではなく、自分がなぜそこに関心を持ったのかまで伝えるようにしていました。
オンライン面接は、音声確認から始まっている
オンライン面接では、最初の音声確認から少し工夫していました。面接官は1日に何人もの学生と話すため、何かしないと印象に残りにくいと思ったからです。そこで、毎回の音声確認の時に、あえて少しカメラへ顔を近づけていました。
その後、
「少し近すぎました。失礼しました」
と話していました。
面接官に「ちょっと面白そうな学生が来たぞ」と思ってもらう狙いです(笑)大げさなテクニックではありませんが、最初に少し人柄が見えるだけでも、他の学生との差は作れます。ただ、最終面接くらいになると、緊張してできなかった時もありました。
企業研究・ES・面接練習、AIをどう使い分けた?
AIは就活のかなり多くの場面で使いました。具体的に、企業研究ではGoogleのDeep Research、ESを書く時にはClaude、面接対策ではGeminiの音声機能を使っていました。
ただ、AIに全部考えてもらうわけではありません。先に自分の原体験と課題感を用意します。例えば、
「こういう経験があって、こういう課題を感じています。この会社でしかできないことは何ですか」
と聞くと、自分だけでは見つけられなかった企業の特徴や、自分の経験との接点の候補が出てきます。志望動機を「自分の原体験」「そこから感じた課題」「この会社でしかできないこと」の3つに分け、空白になっているところをAIに探してもらうイメージです。