日本の名門校の学歴が中華系エリートに買われまくっている…SAPIX保護者「中国人の子たちはすごい、平均的に見れば、日本人の子供より成績がいいのでは」衝撃の実態
日本の名門校に通っているのはもちろん日本人だけではない。外国籍のバックグラウンドを持つ生徒も少なくない。とくに最近、名門校においては中華系エリートの子弟が顕著に増えてきているという。ジャーナリストの汐留太郎氏がその実態をレポートする。
みんかぶプレミアム特集「学歴社会の功罪 AI時代に学歴は無意味なのか」第10回
「中国人の子たちはすごい、平均的に見れば、日本人の子供より成績がいいのでは」
日本の学歴社会を語る上で欠かせないのが、中国人の子弟だ。「学問こそが身を立てる唯一の手段」という社会で育った彼らにとって、日本で住む上で高偏差値の学校を目指すのは当然の価値観となる。ゆとり教育だ、非認知能力だ、と言い訳を口にして学歴競争から逃げつつある日本人を尻目に、今日も質と量を兼ね備えたスパルタ教育で「上」を目指す。国境を越えてしたたかに生きる、中国人たちの現在を追った。
「中国人の子たちはすごい、平均的に見れば、日本人の子供より成績がいいのでは」。都内のSAPIX大規模校に子供を通わせる男性はこう舌を巻く。首都圏で中学受験を志す優秀な小学生が集まるSAPIXの中でも、さらにトップクラスの「アルファクラス」。超難関校を目指す子どもたちが集う英才集団だが、そこで中国系の名字の子供を見ないことはなく、夜の迎えの時間にはあちこちで中国語が聞こえるという。
小学生の身でありながら、夏期講習では連日1日6時間もの授業を受ける過酷な日々。加えて毎日の宿題や復習もある。男性の子供は連日クタクタになっていたというが、母語でない日本語で授業を受ける中国人の子供たちにとっては尚更だろう。家庭内では中国語を使っている彼らが日本人に混じってしのぎを削り、むしろ上位層を維持しているというのだから驚きだ。
「日本でSAPIXに子供を通わせるような中国人はそもそも上澄みなので、なにも不思議ではない」
「日本でSAPIXに子供を通わせるような中国人はそもそも上澄みなので、なにも不思議ではない」。日本で暮らす在日中国人向けに不動産仲介業を営む陳氏(仮名)は中国人子弟の「無双」について、こう解説する。現在、子供をSAPIXに通わせるような中国人の多くはまだ中国が貧しかった時代に留学生として日本にたどり着き、そこで日本で経済基盤を築くことに成功したエリートだ。「都内で暮らし、子供を塾に通わせることができる経済力があるという時点で、中国人コミュニティの中では上位層だ」と陳氏は話す。
実際に陳氏は多くの中国人の住宅売買に立ち会うが、「首都圏に暮らす中国人でもみんなSAPIXに子供を通わせているわけではなく、多くは千葉や埼玉で普通に暮らしている」と指摘する。出入国在留管理庁によると、日本に在留する中国人の数は約93万人と、和歌山県や佐賀県、山梨県といった自治体を上回る規模だ。彼らは分厚い人材の層を作り出しており、上澄みのエリート層だけを見ると見誤るという。
そもそも、難関校受験で最も差がつくのは算数であり、生まれ持ったセンスによるところが多い。何も持たないスタート地点から経済的に成功し、文京区や湾岸のタワーマンションを購入するようなスペックの両親の下で生まれた時点で、たまたま日本で生まれただけの平凡なサラリーマンの子供より地頭が良く、好成績を叩き出せるという身も蓋もない話だ。