不動産のプロが本気で狙う「次の23区内」実名──1億円の壁を越えずに“再開発の波”に乗れ

首都圏のマンション価格は、もはや「普通の会社員には買えない」と言われる水準に達している。そんな状況下で、26歳にして既に3軒のマンションを購入し、独自の資産形成を実践しているのが、むさこボーイ氏だ。
新卒2年目で、武蔵小杉のマンションを購入。元大手不動産仲介会社勤務という経験を活かし、その後も毎年1軒のペースでマンションを買い進めてきた。そんな実体験に基づき「資産価値が落ちにくい物件選び」の鉄則から、不動産営業マンの嘘を見抜く方法、さらに世帯年収別のリアルな狙い目エリアまで、その全貌を語ってもらった。全5回の第3回。
みんかぶプレミアム特集「マンション価格はまだ上がるのか」第3回。
目次
再開発情報は、不動産における「公開インサイダー情報」
首都圏のマンション価格は、すでに「1億円が当たり前」と言われる水準に達しています。そんな市場の中で、一般の会社員が資産性のある物件を買うにはどうすればいいのか。私が最も重視しているのが「再開発」というキーワードです。
ネット等で自治体やデベロッパーの発表を調べて、これから街の姿が大きく変わる場所を今のうちに狙いに行くのは、非常に有効な戦略です。これは株式投資における「公開インサイダー情報」のようなものです。
計画が発表されてからタワーマンションなどが完成するまでには長い年月がかかります。しかし、その工事中で不便な時期、あるいは世間の注目が集まり切る前に「席取り」をしておく。これが将来の資産価値上昇を享受するための王道パターンなのです。
「中野」はすでに庶民の街ではない
ただし、再開発エリアならどこでもいいわけではありません。例えば、中央線沿線で再開発が著しい「中野」。一見すると絶好の狙い目に見えますし、実際に再開発の規模も凄まじいものがあります。しかし、私は「既に普通の人が買える街ではない」と考えています。
中野駅周辺にファミリーで住もうとすると、今や1億5,000万円ぐらい出さないと厳しいのが現実です。駅前の新築タワーマンションに至っては、普通の1LDKで1億円を超えます。もはや庶民向けではない状況です。最初からそもそも安くない再開発エリアは、一般の会社員が選択できるフェーズを過ぎているのです。
では、一般的なファミリー層が「1億円の壁」を大きく超えずに、再開発の恩恵を受けられる23区内の街は一体どこなのでしょうか。ここから、私が有望視する具体的な街の名前を挙げていきます。