日経平均は上がっているのに、自分の持ち株は上がらない・・・長期投資家教える売り時・買い時、そして「AI関連」の今後
本稿で紹介している個別銘柄:インテル(INTC)、富士通(6702)、MIC(300A)、バイセル(7685)、ツガミ(6101)、オーテック(1736)、朝日工業社(1975)、VPJ(334A)
地政学リスクや各国の政策が複雑に絡み合い、ドル円がかつての介入水準である160円台で推移するなど、投資環境はかつてない激動のさなかにあります。
今回、話を伺うのは、10年計画でコツコツ続ける割安成長配当株投資をテーマにした新刊『50万円を10年で1億円にする株式投資』(SBクリエイティブ)を出版した長期投資家・はっしゃんさん。
はっしゃんさんがいま注目している銘柄を6つ教えていただきました。
みんかぶプレミアム特集「激動相場 この夏の狙い目」第6回。
目次
上昇はいつまで?どこまで握る?
ーー守り・攻め・キャッシュの比率は、いまはどのくらいの比率を維持されていますか?
私の場合は、年齢や専業投資家ではないこともあり、ほぼ守りで、AI・半導体にも大きくは乗っていません。長期投資という前提もありますし、何%かはAIに乗っても面白いとは思うんですが、実は、仕事のほうではAIにがっつり乗っています。自己投資は、AIがメインですね。
ClaudeCodeやGemini、ChatGPTなどを毎日のように使っていると、新バージョンが高頻度リリースされたりといった変化も多く、AIが日々新しく賢くなっていくのを体感できます。その変化のスピードには驚かされます。
ーー順張りが基本のスタイルだと思いますが、高値を更新し続けるこの相場でも、ルール上は入っていくのが正しいのでしょうか?
高値を更新した場合も、順張り志向の投資では、持っているなら売る必要はありません。理論株価より安いときに買える期間はいくらでもあったので、そこで買えた人は慌てて売る必要はないと思います。パラダイムシフトが進めば、10倍あるいは100倍もあるかもしれません。
ただし、バブルが弾けるのが怖いという方は、2倍株くらいで半分を売っておき、投資資金を回収するという方法もあります。私は、このように元本を回収した銘柄群を「恩株コレクション」と呼んでいますが、損切りをしなくてもよいので半永久保有枠の株になります。
売り時の判断は難しいものですが、理論株価の成長が落ち着いてきたとき、あるいは「明らかにAIは終わったな」と感じたときに利確すればよいと思います。私は、相場が期待先行か、ピークをうって失望期に入るかの判断をマーケティングで用いるハイプ・サイクルという考え方を取り入れています。その理論によると、期待が先行して失望に変わると、バブルが崩壊するという結果になります。例えば、少し前まで人気だったVTuber関連の銘柄(エニーカラー、カバーの大手2社)は、今バブルが崩壊して、ピーク時の高値から大きく下落しています。


今のところは、まだAIが終わるというのは今のところ想像もつきませんけれども、いつかは失望期はやってきます。そして、山が高いほど、谷も深くなると言われています。
投資家の皆さんもAIについて学ぶには、一番良いのは、実際にAIを使ってみることでしょう。理由は、投資ととても相性が良いからです。使ってみると、AIがどんどん新しく、賢くなっているのが体感できます。もしAIに投資するなら、技術動向にも目を向けると、ずいぶん勉強になると思います。