みんなが欲しがる人気物件は予算を圧迫する。同じマンション内で割安な部屋を見つける「削るべき条件」の出し方
「駅近」「大手デベロッパー」「築浅」――。マンション探しにおいて誰もが憧れるこれら3つの好条件をすべて満たそうとすると、現在の高騰するマーケット、とりわけ浦和のような人気エリアでは、あっという間に予算オーバーの壁にぶつかってしまう。無理なローンを組めば、せっかく憧れの街に住めても日々の生活が困窮するという本末転倒な事態になりかねない。
前回の記事では、過熱する浦和相場のリアルと、パワーカップルが陥りがちな「額面年収の罠」や「指値交渉」についてお伝えした。第2回となる今回は、予算の壁を突破するための「物件選びの戦略」に焦点を当てる。
誰もが100点をつける人気物件が、必ずしもあなたにとっての「お買い得」ではない理由とは。資産価値を保ちながら価格を数千万円単位で抑える「狙い目の条件」や、同じマンション内でライバル不在の「割安住戸」を見つけ出す方法など、世間のトレンドに流されず、自分たちだけの優良物件を適正価格で手に入れるための実践的なアプローチを、引き続き浦和ゆーすけ氏に解説してもらった。全5回の第2回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐーーシン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
「駅近・大手・築浅」全取りしようとする人が陥りやすい落とし穴
「駅から徒歩5分以内」「誰もが知る大手デベロッパーのブランド」「築年数が浅い築浅」。こうした好条件をすべて妥協なくクリアしている物件は、確かに魅力的です。しかし、現在の過熱したマーケットにおいて、そうした物件の価格は一般の会社員層の手が届かない領域まで上がってしまっている傾向があります。
もし予算に限りのある方が、世間の言う「全取り」の土俵に無理に上がろうとすれば、たちまち予算オーバーとなってしまうでしょう。それでも諦めきれずに無理な資金計画を立てて購入してしまえば、せっかく憧れの街に住めても、日々の生活費を切り詰めなければならないような、本末転倒な状況になりかねません。すべての条件が揃った物件を追い求め続けることは、いつまでも家が買えない期間だけが延びていくか、あるいは購入後に生活が困窮してしまうリスクに繋がっていると考えられます。
世間のトレンドに盲従するリスク。ライバルの多い人気物件が必ずしも「お買い得」ではない理由
では、なぜ多くの人がその状況にはまってしまうのでしょうか。それは、「みんなが良いと言う物件=自分たちにとっても最高の物件」だと思い込んでしまっているからではないでしょうか。不動産のポピュラーな優良条件というのは、あくまで市場全体の「平均値」に過ぎません。誰にとっても100点満点に見える物件は、当然ながらライバルも多く、価格も最も高い時期の最高値になりがちです。
一方で、住まいに求める優先順位や心地よさは、本来であればご家族ごとに千差万別であるはずです。他人の価値観や世間のトレンドに盲従して、自分たちには本当は必要のない条件にまで高いお金を払ってしまうことこそ、実需の家探しにおける隠れたリスクと言えるのかもしれません。