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あの業界の「逆襲」を待て! 人気投資系YouTuberが教える「夏に仕込みたい」テーマ・銘柄を公開

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:ヒューリック(3003)、野村不動産ホールディングス(3231)、デンソー(6902)、トヨタ自動車(7203)、UBE(4208)、みずほリース(8425)、東洋エンジニアリング(6330)

 日経平均株価がAI・半導体関連銘柄に牽引され高値圏で推移する一方、その偏りの大きさに警鐘を鳴らす投資家もいます。

 普段はサラリーマンで、登録者5万人超えの人気投資系YouTuberとしての顔も持つ、かつをさん。AI企業の設備投資競争を「人類総チキンレース」と名付けました。

 かつをさんがいま注目している銘柄を教えてもらいました。

  みんかぶプレミアム特集「熱狂相場 真夏に仕込む先読み投資術」第1回。

あえてAI・半導体銘柄に注目する理由

ーーここからは2026年後半に向けての注目テーマ、注目銘柄などについてお聞きします。2026年後半にかけて8月、9月頃に仕込みたいとお考えのテーマ、セクターについて教えてください。

 引き続きAI・半導体と言いたいところですが、値動きが荒くエントリーのタイミングによる有利不利の差が大きいため、個人的にはあまりおすすめはしていません。もちろん現在の相場のメインテーマですし、私自身もマイルールに沿って絞り込んだ銘柄にAIや半導体関連の銘柄が含まれているのであれば投資の対象として考えるのはアリだと思います。

ーーそれでは、AI・半導体関連以外では、いかがですか?

 今注目しているセクターの1つは、不動産です。不動産会社は、個人向け事業を展開 する会社と、エリア開発を手がける大手デベロッパーに大きく分類できます。不動産は全体的に金利上昇の影響を受けて株価が上昇しにくい地合いですが、2つあるうちの後者にあたる大手デベロッパーはもともと土地を所有しているケースが多く、その場合は所有している不動産価値の上昇による恩恵があります。

 その一方で、個人向けのマンション販売を主力としている不動産会社については、マンション価格が崩れ始めていることを考えると今後厳しいかもしれません。「不動産」だからといって、何でもいいわけではないところがポイントです。

ーー不動産会社には2つの種類があるものの、実際には不動産セクター全体が金利上昇の影響を受けているということですね。

 そのため、後者の大手デベロッパーであっても株価が安いまま放置されていることが多く、その中でも私はヒューリック(3003)野村不動産ホールディングス(3231)に注目しています。

 野村不動産は自社ブランドのマンションを手がけていますが、その一方でデータセンターなど新たな分野にも進出しており、さすがだと思いますね。

ーー野村不動産のデータセンター事業など今後に向けた事業展開を根拠に注目銘柄とするには、スクリーニングやテクニカル分析に加えて中期経営計画などの情報にも関心を持つ必要がありますね。

 私はスクリーニングやテクニカル分析の次にこうした情報をチェックして最終的に銘柄を絞り込んでいるので、仕上げの段階で重要なプロセスと位置づけています。

評価されるタイミングは来る

ーー不動産の次に注目されているセクター、銘柄はいかがですか?

 デンソー(6902)です。トヨタ系の自動車部品メーカーとして知られる同社ですが、私は日本の自動車産業は「逆襲」があると思っていて、その時に恩恵がある銘柄としてピックアップしました。トヨタ自動車(7203)でも効果は同じですが、すでに株価が上がってしまったので運命共同体ともいえるデンソーを選びました。

 色々と紆余曲折はありますが、やはり自動車は今後も日本の主要産業であり続けるでしょう。水素自動車や自動運転など有望な分野もありますし、いずれ評価されるタイミングは来ると思っています。

ーー意外に事業が伸びていきそうな銘柄も挙げていただきました。

 1つ目は、UBE(4208)です。グローバルを意識した社名変更を行い、経営者が交代し、中期計画書がとても良いものに感じます。会社のイメージは地味かもしれませんが、付加価値の事業へと向かう方針を打ち出しています。業績目標もしっかり数値で出していますが、おそらく自社だけでは難しいレベルです。今は何も発表がないので私の憶測でしかありませんが、M&Aを考えているのでは、とも思っていて、実際にM&Aに関する発表があると株価上昇に寄与するでしょう。

 2つ目は、みずほリース(8425)です。注目ポイントは多角化で、すでに実際に動いている事業もあります。社名の通りこれまでは普通のリース会社でしたが、中期経営計画の通りに展開していくとイメージが変わると思います。リース会社から総合商社を目指しているような印象で、こうした変革が現実になってくると面白いのではないでしょうか。

 これらの2社も、現時点ではPER、PBRともに割安感があり、割安のまま放置されているように見えるので注目しています。

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