激動相場だから知りたい! 投資歴20年超の兼業投資家が教える「手仕舞いマイルール」
乱高下の激しい相場と日々向き合う投資家たち。中には、自分の投資手法について「このままでも良いのか」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回お話を伺うのは、投資歴20年以上の兼業投資家のなのなのさん。いまは毎年利益を積み上げていますが、投資をスタートしてから約5年間は数字が振るわなかったと言います。
試行錯誤を繰り返して辿り着いた「投資で黒字」を出す手法について、なのなのさんの考え方などを語ってもらいました。インタビュー連載全2回の第1回。
ベテラン投資家の基本スタンス
ーーなのなのさんが堅持されている投資スタンスについて、おおまかな方向性や方針を教えていただけますか?
高配当であることが基本原則です。そこに加えて、企業の業績や価値に注目します。
ーー企業の業績や価値というのは、具体的にどの部分に着目されますか?
売上と営業利益がともに右肩上がりであることなどです。期間としては10年間右肩上がりが理想ですが、そこにこだわり過ぎると魅力的な銘柄を見過ごすこともあるので、他の指標をチェックしつつ柔軟に考えるようにしています。
売上と営業利益は、SBI証券だと個別銘柄の「業績」ボタンから簡単にチェックできます。
ーー10年間右肩上がりとなると投資家からの注目度も高くなって、なかなか割安な銘柄は少ないようにも感じますが、いかがですか?
それが意外と多く見つかります。最近だと、ITシステム関連などにそうした銘柄が多くあります。「SaaSの死(※)」というセンセーショナルな言葉が広がったことで関連するシステム会社の評価が下がり、その結果必要以上に売られた銘柄も多くあります。
しかし、株式市場の意見やモメンタムは数年で反転することも多いのです。人気がない時期、評価が落ちている時期に仕込み、中期計画でモメンタムの反転を待つ戦略は有効かと思います。
※SaaSの死…AIエージェントの進化、普及に伴って人間が画面を操作する業務用ソフトウェア(SaaS)のビジネスモデルが終焉を迎えるとされた考え方のこと。