デイトレ初心者は何から学ぶべきか。月700万円を稼ぐトレーダーが語る「勝つ前にやること」

会社員として9年働いたのち、2024年から専業デイトレーダーとして相場に向き合うシンク氏。2026年7月に1日で1300万円を失った日のエピソードから、負けた後のトレード方法、勝つ日に大きく勝つための考え方を聞いた。全3回の最終回。
みんかぶプレミアム連載「デイトレード 最短で億り人を目指す!」
勝てるトレーダーが、損切りより先に見ているもの
シンク氏の手法は、前日の米国株の動きから日本株が朝いくらで始まるのが妥当かを割り出し、そこから大きく離れて寄り付きそうな銘柄を狙うというものだ。高すぎれば売り、安すぎれば買い、適正な水準へ戻る動きを取る。では、その狙いが外れたときはどうするのか。ここには時間の基準がある。
「上げすぎと判断して空売りして、20分ぐらい我慢して、それでもその位置より高いところにいたら、損切りします。本当は陰線を狙っているので、上がった段階で、あんまりいい入り方じゃなかったなと思うんです」
特徴的なのは、これを損切りの技術として語らないところだ。
「基本的に、自分が売ったら下がる確率は高いんですよ。そう思って持っているので、もしそうならなかったのであれば、それはエントリーが間違ったんです。だから損切りがどうこうじゃなくて、エントリーが悪かったなというイメージですね。損切りは大事ですが、そもそもそうならないように、エントリーの精度を上げていくのを頑張っています」
改善する対象を、出口ではなく入口に置いている。ただ、理想通りにいかない日もあると本人は認める。
「実際、外れたらその通りに損切りできるかというと難しいんですよ。調子がいいとできるんですけど、いきなり崩れてしまうとちょっと難しい日もあって・・・まだ甘いかなと思います。とはいえ、切れるように努力しています」
この謙虚さが、手法を磨き続ける姿勢につながっているのだろう。
「1000万は仕方ない、300万は無駄だった」1300万円の損失で感じた中身の違い
そんな中、2026年7月は1日で1300万円の損失が出た。ただし内訳の評価は、金額の印象と違う。
「額はちょっとびっくりですけど、なんでその額を負けたかというと、ロット管理を間違えたのもあるんですよ。1000万円のほうは、そこは入れるべきだったなというポイントだったんです、自分のなかで。だから、強く入れて強く負けたことに関しては、悪くなかったかなと。ここは行くべきだったなと思ったので、仕方なかったと思うんですよ」
勝負すべき場面で大きく張った結果の1000万円は、想定内の負けだったという評価になる。問題は残る300万円だ。
「余計に300万円負けてしまって。適当に入って300万円負けたようなところがあるんです」
大きく負けた直後に、取り返そうとしてさらに負ける。よく起きる連鎖だ。シンク氏が本当に重視しているのはその後の行動だった。