AI時代を生き抜くクリエイターの「属人性」戦略!撮影の“体験ライブ化”と生成AIが9割の映像制作術
「生成AIの急速な進化によって、フォトグラファーや映像作家の仕事は奪われてしまうのではないか」――動画生成AIや画像生成AIが日常化する現代、多くのクリエイターが将来への不安を募らせている。しかし、ヒサノモトヒロ氏はAIの脅威を過剰に恐れることなく、むしろ時代の変化をチャンスと捉え、自身のビジネスモデルを果敢にアップデートしている。
本稿では、ここ2年で働き方を大きく変化させた同氏の最新戦略を公開。スタジオにお客さんを入れて撮影そのものをエンタメ化する「撮影ライブ」の試みから、ChatGPTや最新AIツールを駆使して作業の9割をAI化する極限の効率化手法、さらには最高のパフォーマンスを生み出す独自のタイムスケジュールまで、クリエイターが目指すべき未来像を語っていただいた。
みんかぶプレミアム連載「在宅副業、在宅ワークで稼ぐ術」
AI時代を見据えた働き方のシフト――撮影を「体験化」する
僕はここ2年ほどで、働き方をかなりガッツリ変えています。
もともとは企業様やアーティスト様からの受託で写真やビジュアルを制作する仕事が多かったのですが、今は「芸人」という自分の領域と写真を掛け合わせて、撮影という行為自体をライブイベントにする取り組みに力を入れています。
いまAIの技術ってめちゃくちゃすごいですよね。これから撮影領域の仕事自体はどんどん少なくなっていくと思っています。であれば、写真というものを「体験」として価値提供できる方向に振り切った方がいいのではないかと考えたんです。そこで最近は、スタジオに観客を入れて、僕が芸人を撮影している現場そのものを見せるという「撮影ライブ」を開催しています。今一番力を入れているのは、そういった撮影の形ですね。
世間では「AIによってライターやクリエイターの仕事が減っている」といった話もよく聞きますが、僕個人としてはそこまで大きな脅威感はありません。というのも、もともと商業的な広告領域や商品撮影をメインの軸にしていたわけではないからです。
AIにとって代わられる領域の仕事が減ることで、全体の売上自体は落ちるかもしれませんが、その分浮いた時間を使って、より「属人性の高い領域」にガッツリ軸足を乗せて戦えばいいと考えています。