元手250万円→1年で資産数倍の大学生トレーダーが教える短期売買で重視すべきセクター・銘柄の選び方
本稿で紹介している個別銘柄:太陽誘電(6976)、ソフトバンク(9434)、アドバンテスト(6857)、イビデン(4062)、東京エレクトロン(8035)、キオクシア(285A)、住友ファーマ(4506)、オンコリスバイオファーマ(4588)
1日に100回以上の回転売買をこなすこともある大学生トレーダーのkaikaiさん。その高い回転数を支えているのは、売買代金上位の銘柄に絞った銘柄選びと、米国市場やPTSを手がかりにした翌日の見立てです。
一方で、現在はバイオや宇宙関連といった値動きの読みにくいセクターの取引を原則として避け、苦手な相場では「今日はやらない」と判断することもあると言います。
攻めと守りの両面から、kaikaiさんのトレード戦略を具体的にお聞きしました。 インタビュー連載全2回の最終回。(取材日10月8日)
若き大学生投資家の銘柄選定方法
ーーkaikaiさんがトレードをする銘柄の選び方について教えていただけますか。
東証プライム銘柄で、売買代金上位から選ぶのが基本です。短期の回転売買なのでトレード回数がかなり多くなりますし、流動性が高いことは必須です。出来高が多いと思惑通りの価格で約定しやすいですから、特に短期トレードでは重視するべきことです。
最近だと太陽誘電(6976)やソフトバンク(9434)、アドバンテスト(6857)などでしょうか。その他にはイビデン(4062)や東京エレクトロン(8035)、分割後のキオクシア(285A)なども候補に入ります。
ーーここまでのお話をお聞きしていると、kaikaiさんらしい銘柄だと思いました。ただ、これらの銘柄群は大きく上げる日がある一方で動かない日、大きく下げる日があったりと荒さも目立ちます。
AI、半導体関連が主戦場になるので、米国市場のフィラデルフィア半導体指数(SOX、※)を参考にして市場の温度感を掴んだり、あとはサンディスク、エヌビディアなどをチェックしています。
これらの指数や銘柄で盛り上がりが見られるようであれば、翌日の日本株にも波及するのではないかと仮説を立てやすくなります。そうでない日は敢えてトレードをしないのも、1つの選択肢です。
※フィラデルフィア半導体指数…米国市場の主要な半導体関連30銘柄で構成される株価指数のこと。AI、半導体関連銘柄の動向を知るためにチェックしている投資家は多い。
ーー逆に、kaikaiさんが触らないようにしているセクターについても教えていただけますか。
創薬やバイオ、あとは宇宙関連です。バイオ関連は、以前住友ファーマ(4506)でやられたことがあり、苦い思い出です。バイオ関連は思惑で動きやすいため、なかなか安定しない印象を持っています。
オンコリスバイオファーマ(4588)も触ったことがありますが、まだ株価が安かった時に回転売買をしただけで、その後は触っていません。のちに値上がりしたのでもったいないとは思いましたが、逆の値動きになる可能性も考えられるだけに、心中はしたくないと思いました。
もうひとつの宇宙関連は、やはり打ち上げなどの事業が成功すれば急騰、失敗すれば急落という二択になってしまうため、ギャンブル的なトレードになるリスクがあります。
これらのセクターについては、何らかの計画性やマイルールなどがあるうえでトレードをするのであれば問題ないと思いますが、「ノリ」でやってしまうと思わぬリスクに直面してしまうかもしれません。