どうなるAI、半導体株・・・投資歴10年超の兼業投資家が持っていた「あの株」のその後
本稿で紹介している個別銘柄:テクノフレックス(3449)、東ソー(4042)、デクセリアルズ(4980)、タスキ(166A)
相場が荒れているときほど、動きたくなるものですが、小型グロース株を主戦場に投資歴11年、株式勉強会の主宰者としても知られる個人投資家・キリンさんは、手数を減らすことを選びました。
保有銘柄の判断と、四季報を使った銘柄の探し方を伺いました。インタビュー連載全3回の第2回。
「兼業で良かった」と感じる瞬間
ーー現物中心で、証券口座の9割を株にしているとのことでした。年末に向けて現金を増やす考えはありますか。
比率は変わっていませんし、現金を増やす考えもありません。現金は仕事をたくさんしているので毎月入ってきます。
これこそ、会社員を辞めていない利点です。株の調子が悪くなると、調子に乗って辞めなくてよかったと思い直しますね。
ーーいつかFIREをする予定はあるのですか。
FIREというより、仕事は続けます。勉強会も自分の法人でやっているので、株関係の仕事にリソースを振り向けるという形になるだけで、問題はサラリーマンを辞めるかどうかに尽きます。大企業のなかにいるから経験させてもらえることも多く、一度辞めれば二度と手に入らないものばかりです。辞める瞬間を想像すると、自分をいまの役職に引き上げてくださったり、お世話になったりした人たちの顔がたくさん浮かぶので、簡単には決められません。いつか決めないといけないのですが……。
ーー前回、損切りルールを少し緩めたとおっしゃっていました。その判断は正解でしたか。
短期のボラティリティが大きく、数カ月単位ではレンジで推移している今の環境では、正解だったと思いますが、一方向に下がり続ける展開が来たら、その時点で間違いになります。正解だったかは後からしかわからないことなので、難しいですよね。